今日の日記は、長いよ～。いつも長いって？　（重々承知してるから突っ込まないでね＾＾；）　覚悟して、読まれよ！

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最初にこの本と出会ったのは、知人が「よかったら見てみ」と、目の前でパラパラしてくれた時だった。

えー、水の結晶～？　あんまり興味ないなぁ．．．
と、これが見る前の私の思ったこと。

で、見た後の私の思ったこと．．．
何これ！　すごいねぇ！　水って神様か天使なんじゃないの～！

この本は、１／３が水の結晶の写真。色んな形のものが載っている。それは、驚きと同時に感動のアラシだった．．．

【あなたは幸せですか？】という問いかけで、プロローグの幕が開く。もちろん、幸せの形は一人一人違うものだが、【ほとんどの人が胸を張って答えることができないのではないでしょうか？】と再び問う。
個人レベルでは、毎日の生活で疲労困憊．．．仕事でのトラブル、誤解、食い違いetc．．．世界レベルでも、経済摩擦、人種差別、環境問題、宗教戦争etc．．．悪いニュースは、瞬時にして地球上を走りぬけ、私たちはカオス（混沌）の中に生きている。
そして、こんなアリ地獄のような中で、だれもが救いを求めているのだ。答えを求めているのだ。

人間は、受精卵の時には９９％が、生まれた時には９０％が、成人すると７０％が、命を閉じる時になって５０％をきる、【水】でできている。
この大半を占める【水】が、すべての答えを知っていると著者は言うのである。

私は、最初、写真だけをパラパラと見ていった。もう、これだけで、この本を手に取った意味が確信できた。本文を読まずとも（失礼かな？）この江本勝氏の言いたいことは、充分に伝わってくる。写真から、メッセージがどんどん溢れ出してくるんだ．．．

写真につけられた短いコメント。主役の【水の結晶】。
この二つが私の心にもたらしたものは、神の存在への確信．．．そういって誤解を受けるなら、大いなる意志の存在への確信だ。
まさに、大いなる意志が姿を現わした。それが【水の結晶】なんだ。

少し内容に触れておくね。まず、水道水と自然水との違い。
自然水は、たとえどこの場所で採取されたものであろうと、とてもきれいな結晶を見せてくれる。片や水道水のほうは、全く結晶ができなかった。日本の水道水は、塩素の消毒により、自然水が持っている美しい構造をたたきのめしたのだ。

今度は【水】に、音楽を聴かせてみる。ベートーヴェンの「田園」などクラシック音楽を聴かせたものは、個性を発揮しながら美しい結晶を見せてくれている。怒りと反抗の言葉に満ちたヘビーメタルの曲を聴かせたものは、バラバラにくずれて結晶になっていない。
この本には載っていないけど、別の本では、ユーミンやサザンオールスターズなどの曲も聴かせた実験の結果も載せている。
かわいらしい、あるいは爽やかさを感じるような結晶が姿を現わしている。

そして極めつけ。【水】に言葉を見せてみる。
色んな言葉を書いた紙を、水のほうに見せてコップに貼る。その結晶を撮ったのだ。
「ありがとう」を見せたものは、すばらしい六角形の、実にきれいな結晶だ。どこの国の言葉でも「ありがとう」を意味する言葉では、みな美しい結晶を見せている。もう一つは「ばかやろう」を見せた。結晶になんて程遠い、醜い姿が現れる。

同じように「しようね」という紙を貼ったものと、「しなさい」という紙を貼ったもの。前者は、宝石のような見事な美しさ、後者は全く結晶になっていない。

この実験の結果を知って、みなさんはどう感じるだろうか？

言葉には計り知れないパワーがあることは、以前から知識としてはしっていたけど、これほどまでに、影響を与えるなんて．．．
日本には、「言霊」という言葉がある。それが目に見える形で、証明されたようなものだ。

さっきも書いたように、人間の体は大半が【水】でできている。汚い言葉、怒りに満ちた言葉、怒声などを浴びせていると、【水】でできている私たちの体は、いったいどうなってしまうのだろう
か．．．

反対に、愛と感謝に満ちた言葉、心が温かくなるような言葉、優しい言葉を、頻繁にかけてもらって育った子は、どんなすばらしい大人になっていくのだろう♪
「しようね」と「しなさい」の写真を見た人は、ぜひ、「しようね」のほうで、子供と接していただきたい（もちろん、日々たくさんの子供たちと接している私を筆頭に）。知ってしまったらそうするしかなくなるだろうな、というのが私の感想だよ。

まだまだ書きたいことは、山ほどあるけど、充分長くなったので、このへんでやめておくね（＾＾；）

最後に、きれいな結晶を作った言葉や音楽を列記し、著者の言葉を少し書いておきます。

　☆天使・ごめんなさい・かわいい・きれい・宇宙・智慧
　☆ヴィバルディ「四季」・バッハ「Ｇ線上のアリア」・小さい秋見つけた・赤とんぼ・ビートルズ「イエスタディ」・ジャズ

★水は私たちに、どう生きればいいのかということを、明確に教えてくれます。そして、水をめぐるドラマは、細胞の一つから宇宙までつながる果てしない物語です。
★すべては人間の意識がつくっている。イメージが世界をつくっている。

Ｐ．Ｓ．「きれいだね」と毎日声をかけた結晶はとても美しく、「ばかやろう」と毎日声をかけた結晶は醜いものだったけど、ただ放置し無視し続けた水は、まるで絶望したように、全く結晶をつくらなかった。私たちは、ここからも学ぶことがあるようだ．．．

そして、一番美しく輝いていたのは、「愛・感謝」と書いた紙を貼った【水】のつくった結晶だったことを、特に記しておきたいと思う。長いお話に、つきあってくれて、ありがとうございました（＾＾）


【水は答えを知っている】　江本勝著　サンマーク出版