青森愛犬美容専門学院

みなさま、こんにちは
昨日は土用の丑の日でしたねうなぎは食べましたでしょうか
ところで「土用の丑の日」とは一体どういう意味なのかご存じですか
「土用」とは、立春立夏立秋立冬の直前18日間を表す言葉で、簡単にいうと季節の変わり目のことです
また、昔は日にちを数えるときに「1・2・3…」ではなく、「子・丑・寅…」というような干支が使われていたそうです
つまり、夏における「土用の丑の日」とは、立秋の前の18日間のうち、丑にあたる日のことを指します
この時期は、夏バテ等により食欲不振となり体が疲れやすくなるため、栄養価が高くスタミナ補充にぴったりなうなぎを食べるという習慣ができたようですよ
おいしいうなぎを食べて暑い夏を乗り切っていきましょう



さて、本日は以前新聞に掲載されたある記事をご紹介したいと思います
見出しは「自然災害　犬も心の傷癒えず」です








こちらのワンちゃんは東日本大震災で保護されたワンちゃんです




自然災害後に、被災地で保護された犬から、ストレスを感じると分泌されるホルモンが、
通常の５～１０倍という高い濃度で検出されたと、
麻布大学のチームが
英科学誌サイエンティフィック・リポーツに発表したそうです



麻布大学のチームは
ある自然災害起こった後に被災地でさまよっていて保護された直後の
ある一定期間に同大学で引き取った犬１７頭の尿を検査しました
ストレスホルモンと言われる「コルチゾール」の濃度を調べたのだそうです
すると、自然災害前に保護施設から引き取った犬８頭と比べ、
コルチゾールが５～１０倍の濃度だったそうです



さらに、引き取ってから７０日たっても濃度は高いままだったそうです。
加えて、震災後に引き取られた犬は、
人に寄っていったりする「愛着行動」や
伏せなどの「学習能力」が低いことも判明したそうです



この研究を発表した麻布大学の准教授の先生は、
「震災でペットも大きなストレスを受けたことを示す結果である
時間が経ってもストがレス大きいままだという結果に驚いた
犬は人と密接なかかわりの中で過ごすのが幸せで、
大震災で突然飼い主との絆が断ち切られたのが影響しているのだろう」
と話しているそうです



そして、准教授の先生は、
「一部の避難所では犬を連れていけるようにするなど、
震災時のペットの扱いについてあらかじめ社会で
コンセンサスをつくることも必要だ」
とも話されたそうです



もちろん、大きな自然災害を経験したのですから、
ワンちゃん達もストレスを感じているだろうとは思っていました
しかし、実際に数値として知ると、よりインパクトが強いです
さらに、大学に保護してもらい、お世話をしてもらっているにも関わらず、７０日が過ぎても、ストレスホルモンが高いままだというのには
本当に驚きました



確かに、ご飯を食べられないことはありませんが、
もしかしたら、生活環境が違うことや飼い主様と離れた生活が
ワンちゃん達には大きなストレスになっているのかもしれませんね
そう考えると、ワンちゃん達も人間と全く同じなのです。



今ワンちゃんをはじめ、ペットは家族同然と言われています
しかし、このような予想を上回る災害に見舞われるとどうしても人が優先になり、ペットたちは後回しにされることが多いです
しかし、私たちはあの震災や台風、水害などを経験し、
自分たちの生活が一瞬にして崩れ落ちてしまうことがあるということを知りました



だからこそ、今年のお正月に起きた能登半島地震のような自然災害を教訓に
人もペットも苦しまなくて済む方法を
考えていかなければならないのだと思います
みなさまは、この記事についてどう感じますか