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カテゴリ:起業
私自身はやむを得ない状況から英語を使わなければ仕事にならなかったので、いやいややっていたが、それでも10年も居るとそこそこのレベルにはなる。
もし、米国出向の話が無かったら、恐らく勉強しようとは思っても、意志の弱さも手伝って、続かなかっただろうと思う。 アメリカへ赴任してきた時は殆ど、聞けず、話せず、状態で、かろうじて、日本人の特性として読むのと書くのはなんとかある程度できた。 当然、赴任してからの仕事と言うのは、無残なもので、電話が鳴るたびに、飛びのいて、日本人からの電話でありますように、と祈りながらでると、やはりアメリカ人で、冷や汗をかきながら、しどろもどろの応対をしていたものだ。 こんな人間を出向させて仕事にならなかったら、会社にも選んだ責任があるんだぞ、と毒づきながら仕事をする毎日であった。 そんな私の赴任直後の最大の試練は、赴任してから半年後に訪れたディーラーミーティングであった。 私は当時開発部門の現地責任者だったのだが(と言っても、赴任時は私だけ、この半年後でもまだ3人しか居なかったが)、全国の取り扱いディーラーを集めて年に一度、新製品の発表や各種の表彰など、販売会社が中心となって開くのがこのナショナルディーラーミーティングであった。 そこで私はなんと、新製品紹介のセミナーを受け持たされてしまったのだ。 それも、150人から成る全米から集まった社長さんたちを前にして、2グループに分けられた彼らに午前2時間、午後2時間、の2セッションをこなさなければならない。 もう一週間ぐらい前からセミナーの草案をねり、何度も原稿を書き直して当日に望んだが、前の日はほとんど眠れないぐらい緊張した。 当日も朝から食事がのどを通らず、とにかく早く始まって、早く終わって欲しい、と思うばかり。 いよいよセミナーが開かれ、販売会社の技術担当が心配そうに見守る中、なんとか2時間のセミナーをやったわけだが、あらかじめ用意していたジョークを言っても誰も笑ってくれず、ちらっと販売会社のその担当を見ると、苦笑いしているのみ。 自分でも何をどうしゃべったのかよく覚えていないが、とにかく、商品の説明なので、そのポイントを次から次へと紹介していったわけである。 で、最後に質疑応答の時間がとられた。 これが最大の恐怖である。 なぜならば、話す方はある程度原稿を用意しているので、その通りに話し、相手に通じようが通じまいが関係ない話であるが、ことこの質疑応答はそうはいかない。 まず相手の言うことがわかる必要がある。次にその質問の回答をその場で考え答えなければならない。 その初めの「相手の言っていることを理解する」というのが果たしてできるか、上の電話の例でもわかるように、渡米後6ヶ月経ったと言えどもおいそれと会話能力が上がっているはずも無い。 で、なにか質問は?と言うと、しばらくシーンとしていて、誰も手を挙げない。 あ、これは質問なしで終わるかな、ラッキー!と思った瞬間、一人が手を挙げる。 あ~あ、と思いながら見ていると、販売会社の司会の人間がその人にマイクを回す。 ところが、なんとその質問者が発した言葉は質問ではなかったのである。 "Please give us English Presentation!" 冗談半分だとしても、会場は笑いに包まれ、私はあまりの屈辱に・・・・(怒) こちらが冗談を言っても笑わないはずだ。だぶん、全然英語が通じていなかったんだろう、とその時ようやくわかった。 ただ、販売会社の技術担当の人間だけは私と話し慣れているので、私のジャパニーズEnglishを理解してくれていたようだが、恐らく、これじゃ、他の人には通じていないだろうな、と言うことも含めて、苦笑いするしかなかったんだろう。 こうして、私の最初の英語の試練は終了した。 昨日、一種のMLMのセミナーを受け、やはりこれはもう少し、英語を勉強しないといけないな、と感じている。 それはネットワークビジネスそのものというより、アメリカでビジネスをやろうとした時には避けて通れない道ではないか、と思う。 そんな時、あるHPで、映像つきのプレゼンテーションを見た。 内容は「金持ち父さん」にでてくるような内容の一部であるので、この私のブログを見る人にとってはお馴染みの、例えば資産と負債の違いやら、貧乏な人と裕福な人の違いなどを平易な英語でアニメーションでやるものである。 もし、英語を少し勉強してみたいな、と言った時、一番言い方法は自分が興味があるテーマについて勉強することではないか、と思う。 もし、そんな気持ちをお持ちの方は、ちょっと覗いてみるのもいいかも知れないと思い、ここに載せておきます。 ↓このHPで、Step#2の該当する所をクリックしてください。ちょっとした英語の勉強になるかも知れません。 Lean how the wealthy get that way! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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