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テーマ:海外生活(7771)
カテゴリ:アメリカ生活の日常
娘は今、高校3年生。日本で言えば高校2年。 アメリカの場合、入試というのはないので、今年の秋ごろから来年の春にかけて、入りたい大学へ願書を提出し、その評価結果が早ければ今年末、つまり高校4年になってすぐ、遅くとも来年の春ごろにわかって、入学先が決まることになる。 入試がない、と言っても、高校の成績、あるいはSATとかACTなどの全国共通テストの結果と、与えられたテーマで書くことになるエッセイ(論文)、そしてアメリカの大学ならではの成績以外の活動、たとえばボランティア、教会、ボーイスカウト・ガールスカウト、音楽やスポーツなどなどへのかかわり方など総合的な結果で入学の可否が判断される。 ただ、だいたい大学によって、そこに入学するのに最低限必要な高校の成績やらSATやACTのスコアというのは分かっているので、どこに願書を出してもいい、というものでもない。 出してもいいが、結果はある程度見えているので、無謀なところには出すだけお金の無駄、ということになる。 そして、ある程度、進学希望を固めるために、各大学が催すキャンパス・ツアーというのに参加し、学校の雰囲気、あるいは学校の実際の教育現場などを見ることが出来る。 娘は今週一週間は高校の春休み。この休みを利用して、都合三つの大学のキャンパスツアーに参加する予定だ。 今日は、アトランタの中では最も大きな大学のひとつであるジョージア工科大学。 兄貴の方がすでに通っているので、娘はいやだ!と言っているが、いやもなにも、入学が許可される成績にも達していないので、そんなえり好みを言える立場でもない(笑) しかし、今後SATなども頑張れば手が届かない、というほどでもない。それに、やはり州内の大学へ行くほうが経済的には絶対有利だ。 このジョージアテックでも、州外の人は年間費用が約350万円、州内の人は約200万円、ということで、授業料の部分で年間150万円も違う。 逆に、うちの娘が他州の大学へ行くと「州外」扱いなので、州立と言えどもかなり高い授業料を払わなくてはならない。 それに私立ともなると、例えば、ここアトランタの私立で最大のエモリー大学は、年間約500万円。 アイビーリーグ系の大学だったら同じようなものか、もっとだろう。 こうなると、奨学金なしにはとても子供を大学へやれない。4年で卒業したとしても総額2000万円!! 卒業するときには、大きな借金(奨学金返済)を背負っての卒業となるのが普通だ。 さて、このエモリー大学もキャンパスツアーの予定なのだが、見て気に入ったとしても、あるいは、申し込んで「万一」入学を許可されたとしても(今の娘の成績だと、とても入れるレベルではないのだが・・・・^^:)、この経済的な制約は大きい。 しかし、娘は、他の「ジョージア州立」大学はいいところがない、嫌だ、と言っている。困ったものだ。 最後には、成績と経済状況の二つから妥協せざるを得ないとは思うが、そこはやはり娘の一生を左右するものでもあるので、最善の選択を最後まで追及したいとは思っているが・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.04.05 08:17:15
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