―Yin&Yan―

今年度から課長から昇進して部長待遇になった人がいる。

その人（仮にCさんとする）は、課長だったころまでは、
一般社員と一緒になって深夜まで仕事に取り組むような人で、
無茶な状況を押し付けられた場合等、ケンカ腰になって
でも上の人たちに食い下がって主張を通すような人だった。

それが・・・。

こうも変わるもか、という変容ぶりだ。

一般社員と役員の一線があって、線のこっち側から
あちら側へ行った途端、まるで手のひらを返した
かのように態度が変わった・・・。

と、こちら側からみればそうなのだが・・・。

Cさん本人にしてみれば、「社員の立場」から「会社の立場」
になった、ということなのだろう。

それまでは単純に「社員」として「会社」側に意見を
言っていたのが、「線」の向こう側に行ってしまった
ことで、「会社」側の立場になって物事を見るように
なった、ということだろうか・・・。

・・でも頭では理解しててもこの違和感はどうにも消えない。
なんでそんなに機械的に割り切れるの？

あるいは、Cさんをそこまで変えさせてしまうほど、
会社が危機的な状態にあるのだろうか・・・。

会社が存続しなければ元も子もないのは皆わかっている
んだけどね。

たとえ「線」のあっち側へ行っても「よし！その仕事は
オレが引き受けよう！」みたいな、昔のような甲斐性があれば
まだ納得できるんだけどな・・・。
「保身」ばかりが目につく・・・。

いなくちゃならない人もどんどん辞めていっちゃう状態に
陥ってるし・・・。

こうやって会社って縮退していくんだろうな・・・。


・・・なんて久々に暗い話でした(´ー｀；)