出ないって言い張ってたと思いきや、やっぱり出るんだ。
少しでもその気持があったのなら、決心が固まるまで何もコメントしなきゃ良かったのに。
「二転三転したのは手続き上のこと」らしいけど。じゃあ、なおさら。表明する時までノーコメントで貫き通せなかったの?って思っちゃう。近頃政治家のああ言ったりこう言ったりに振り回されている市民には、こういう言動はいかがなものか?スタートラインを切った時点でコケてない?この人が目指したいものって本当に大阪府の活性化だろうか?心の底から大阪のために頑張りたいんだろうか?
別に候補としてはそんなに悪いとは思わないけど、もう少し後でも良かったような気もする。年齢の面で。それがすべてではないけど、年の功ってのもあるワケだし。それと、この方ってハッキリと意見を述べたりする能力には長けてるけど、自分の信念に立ちすぎる傾向が敵を作りやすいというマイナス面を出しちゃう気もする。それって結局、反感買いまくりの挙句、足を引っ張られ続け、「力が及びませんでした・・・」って涙の辞任会見であっけなく終わってしまいそう。あと、めちゃ私的且つ超失礼な意見なんだけど、すごく権力欲が匂ってくるんですわ、この方から。あの目立ちたがりの性格というか、なんていうか・・・
と、ここまで書いてハッと気づいた。相手は弁護士だよ、おい。小市民の私のつぶやきが万が一耳に届いたとしても(届くワケないが)、相手は弁論のプロ。いくら口が達者な私でも、それはワタクシのイッツ・ア・スモール・ワールドだけの話で、勝負を挑んだとしても(しないけどね)太刀打ちできるワケない(当たり前やん)。ボクシングで言うと、第一ラウンド開始1秒後で完全KO負け。そりゃ、もう・・・
こてんぱんに理論攻めされそう。
なので、ここでもうやめます。第一、一般ピーポーの私がどうこう言ったとしても・・・
どうせ通るんだろうし。名前も“徹(トオル)”だから(さぶッ!)。
ということで、ちょいと話の焦点をこの方からズラしましょう。擁立すると言っている自民党の弁を新聞を通して目にしたので、そこに矛先を向けます。なぜなら、一つすごく引っ掛かったことがありまして。え~っと、何なに?「知名度が高く勝てる候補」ですって?はぁ~、そう。それって・・・
「勝てれば、いいのだ!勝てれば!」
に聞こえるのは私だけ?
たとえばこれが小説の一節や演劇の台詞であれば、「作者はどのような意図でこの表現を選んだのだろう?」と想像力を沸かせ、真髄にある意味を理解しようと深く掘り下げるけどさ。でもこれって、そんな文学的・芸術的な話じゃないから。今、与党の座についている自民党が喋っている言葉なんだから。奥に潜む真のニュアンスを探し出す必要なんてないんだら。一政治団体としては、誰にでも分かりやすく明確な表現をすることが当然。ならば、「知名度が高く勝てる候補」って言われると、こちら側はその言葉通りにしか受け取らないし、受け取る必要はない。ってなワケで、「やっぱり勝つことかよ、一番の感心ごとは?」と、思ってしまう。
確かに政治の世界では、選挙というのはメジャーなバトルであって勝ち・負けの影響を無視できないのは事実。しかし、そうであっても、「大阪のために・・・」とか、「大阪の経済を立て直すために・・・」って一言があっても良かったんじゃないのかなぁ。だって、これ大阪府知事戦でしょ?一体、誰のハートを掴まなきゃいけないの?答えは言うまでもない。
テレビの街頭インタビューで、大阪の一般のおばちゃんが言ってた。「もう、タレントはいらんわ。ちゃんと政治できる人がええ!」そういえば、かつて大阪にはマロングラッセそっくりのタレント知事がいましたね。まあ、このおばちゃんは、今の大阪人の声を代弁してくれてるように感じた。
じゃあ、宮崎はどうなのよ?と言われれば、東国原知事のおかげであの県は注目度MAXになったけど。しかし、宮崎と大阪は違う。全然、まったく違う。大阪は何もいまさら知名度をあげる必要はない。それはもう吉本の芸人が何年も前からやってくれていることだから。
今、大阪に必要なのは経済の活性。そして、誰が見たって分かりやすくクリーンなお金の流れ。それができるのは、「知名度が高く勝てる人」なのでしょうかね?
さ~て、来年1月末。年明け早々の目出度いムードがまだ少し残る中、大阪府知事戦がスタートします。投開票日は27日。一体、どうなるのか?やっぱり・・・結局・・・あの方が通るんだろうか?
名前が“徹(トオル)”だから!?(もう、ええって!)