かなり前の話。近所へ買い物に行こうとする私に、父が「オロナミン買ってきて」と。あれれ?お父さん、ほんまにそれ欲しいん?というのも、父がオロナミンなどのドリンクを飲んだ姿を見たことがない。不思議に思いながらも、買ってきましたがなぁ。なのに、本人に渡すと「飲みたくない」とか言うではないか。
「オロナミン買って来て欲しかったんやろ?」
「そうや、オロナミンが欲しいねん。」
「だから、はい。どうぞ。」
「違う、欲しいのはオロナミン!」
「だ~か~らぁ~!これッ!」
もう、この時点で。すでにお察しと思いますが。父が欲しかったのは元気ハツラツにしてくれるドリンク剤ではなく、かつて名取裕子がCMキャラを務めたあの塗り薬。頭では紛れもなく、「オロナイン」を思い描いているのに。口からはどうしても、「オロナミン」としか出て来ない。と、まぁ。ベタな新喜劇ネタのような、でも本当に我が家で起こった出来事なり(苦笑)。
オロナミンも、オロナインも。共に、大塚製薬の人気ロングセラー。どちらも全国の薬局・薬店で入手可能。そして、どちらも本体の何割かは茶色・・・って、ワタクシ。何やってんだろ?類似点を探しまSHOWしてる場合じゃないわぃ。前置きもここまで長く引っ張っちゃうと、いくら心のお優しい読み手の方も、ダレると思うので。オロナミンは置いといて、今日はオロナインのお話。
2~3日前から、唇の右端に違和感を覚えるなぁ~と思いきや。とうとう昨日、できちゃいましたよ。口角炎!しかも、ただ単に口の角が切れてるんじゃなく、水疱がプツプツと幾つもできたタチの悪い種類のヤツ。まず、ビジュアル的に超キモイ。絆創膏を貼って隠そうかと真剣に悩んでおります。でも貼ったら貼ったで、それこそ「誰と殴り合いしてん!?」ってな感じだし(笑)。兎にも角にも、痛い!もう、めちゃくちゃ痛い!そのせいで、ワタクシ。超不機嫌!
と、そんなこんなでブツブツ文句を言ってると。知人がオロナインを勧めてくれました。「ものすごくいい!」とのこと。「驚くべき殺菌力!」だそうで。その方は、とにかく。これでありとあらゆるものを治しているらしい。少し借りて、患部に塗布してみると。あら、まぁ!驚いたわいなぁ!ス~ッと痛みが引いたんです。オロナイン自体に鎮痛作用があるかどうかはその時点で不明だったけど(後で調べてみると、ありました)、その恐るべしバイキン撲滅活動はすごいと感じた。菌を殺してくれるから、炎症が治まる。そのため、痛みが緩和される。それだけでも、めげそうになる口角炎との戦いに希望の光が差し込んで来るような気がして。依然とお口の端には気味の悪いブツブツができているにもかかわらず、気分は少しだけでもルンルンに(笑)。
ってなワケで、昨日からずっと。オロナインをヌリヌリしてます。そのお陰で、痛みからかなり解放されていることは事実。が、しかし。口角炎って厄介よねぇ。一度なってしまうと、どうすることもできない。一定期間ガマンしないと、元の状態に戻らないでしょ?その間、できることと言えば、痛みを和らげるだけ。(他に治りをスピードアップできる方法ありますか?)
ちなみに、この塗り薬をわざわざ買いに行きませんでした。というのも、父が持っていたから。どうやら、最近。自分で一つ買ってきたらしい。ちなみに、今もなお「オロナミン」って言ってるやん。これを買う際も、薬局の方に 「オロナミン!」って言い通したのかなぁ?もう、ここまできたら。何も言わずに、そ~っと見守っとこ~っと(笑)。