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トカゲ台風…、名前は小ぶりなくせにトンでもない被害をもたらして去っていきました。本当に、滅茶苦茶。なんでこんなことになったんでしょう。テレビをみると厳しすぎる現実を突きつけられます。
久しぶりのお客さま。 石垣島の出版社、南山舎のNさんがいらした。 お土産に「ちんすこうショコラ」。これメチャ美味しいです。懐かしい「フィンガーチョコ」を彷彿させて。沖縄唯一のチョコレート工房「ファッションキャンディ」制作。地元でも人気とのこと。旨い。 Nさんは以前神保町ディスク・ユニオン(CD・レコード店)で働いていらした。店でよく沖縄の本を買ってくださった馴染みのお客様だった。 しかしある日家族で石垣島に移住。聞いた時は正直驚いた。奥様も赤ちゃんも一緒だという。石垣には親戚もいないし、誰を頼るというのでもない。でも行ってしまった。 その後何度か連絡を取り合い、こちらに帰郷(奥さんのご実家が埼玉、彼は富山)すると訪ねてくださって、お酒をご一緒したりした。近況の仕事の話などお聞きし(初めは葬儀屋さんに勤務)、「やろうと思えば何でもやれるんだな」とシミジミ尊敬できる人だった。線が細く色は白くて、でもゆったりとした深海の海草みたいな印象。不思議と何処へ行っても大丈夫という風な、安定感を持った方だった。 少し前に小社の版元「南山舎」へ就職した、とメールがあり驚いていたんだけど…縁あるよね不思議に。 久しぶりに会ったNさんは、驚くほど表情が変わっていた(と思う)。ちょっと焼けて、相変わらず安定感のある穏やかな雰囲気だけど、何というか「透明感」が増した感じ。精悍だったし。南の海がそうさせたのかなぁ。俗世間の垢にまみれきって、肥のような汚レの私には眩しいなぁ。 南山舎はロングセラー●『やえやまガイドブック』南山舎編・1260円・ISBN4-87641-388-6 、●『八重山手帖』(八重山諸島各島の行事が書き込んであるすばらしい年間手帖。2005年版予約受付中) の他に、月刊誌●『情報やいま』を出しているが、今年は「やいま文庫」という八重山の歴史に焦点を当てたシリーズの刊行が進んでいる。 ●やいま文庫(3)『八重山自然歳時記』大仲浩夫著・1260円 ●やいま文庫(4)『潮を開くサバニ-船大工・新城康弘の世界』安本千夏著・1732円 ●やいま文庫(5)『八重山研究の歴史』三木健著・1974円 ●やいま文庫(6)『八重山歴史読本』中田龍介編・1995円・ISBN4-901427-11-3 ●やいま文庫(7)『宮良長包の世界』三木健著・1995円・ISBN4-901427-12-1 ●やいま文庫(8)『八重山の台湾人』松田良孝著・1890円・ISBN4-901427-13-X 力作ばかりだが、販売はなかなかということ。石垣島だと営業できる場所も限られているし、島外はコストがかかるし、大変そうだ。 6月に出た●『八重山人の肖像』今村光男写真/石盛こずえ文・2940円・ISBN4-901427-10-5 は、雑誌『情報やいま』の10年の連載を一冊のまとめたもの。105人の八重山出身の人びとを取材、彼ら彼女らの足跡にスポットを当てたとても読み応えある一冊。店でもコンスタントに売れている。 Nさんと話していて、「ああ、もっと版元さんと密に話したいなぁ」と思った。各版元さんが今どんなことを考え出版の企画を立てられているのか。各地域の状況や色んなことを教えていただきたいと切に感じた。 共通の友人がアコーディオンを始めた話をした。 「あ、僕の友人に佐藤芳明というアコーディオン奏者がいます。」とおっしゃる。「ハウルの動く城」でもアコーディオンを弾いてるらしいです。淡々と話すNさん。相変わらずたのしいなぁ。(Z) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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