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坂の途中の石造りの家

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なっちゃん916

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カテゴリ:実家
11月1日 木曜日

今日は午後1時から 主人の祖父のお葬式でした
昨日はお通夜がありました
義母のお父さんです 亡くなったのは・・・
もう2年ほど入院していました 痴呆も絡んできて弱っていました
私が最後に会ったのは 入院してすぐの時でした
結婚式・新婚旅行のお土産を渡しに・・実家での法事 とほんの数回しか会った事がない人です
毎日 義母の母であるおばあちゃんが病院に通っていましたが
祖父が亡くなったのは 家族の誰もいない朝の6時ごろだったそうです

お通夜もお葬式も 町営の葬儀場で行なわれました
行ってみると新しくてとても綺麗な所でした
主人の実家は自分の家でこういうことをやるので ここでやったら?と勧めましたが
町営の施設だから 町に住んでる人しか使えないと言われました
義母の実家は 主人の実家のすぐ裏ですが 道一本違うだけで市が違うのです

07-10-31_18-28.jpg ゆうちゃんは非常口マークが大好きで
どこへ行っても指差して『お外のマークだね~~』と私に言わせます
葬儀場には沢山この電光板があって ゆうの手が届く低い場所ばかりだったので大喜びでした
69ページ安全標識 514-A 蓄光プレート  ←非常口→ 100x300
りょうは はだしのゲンを持ってきました07-10-31_18-29.jpg
待ち時間が長いので 人のいない所で読ませておきました
肝心のお通夜では ゆうよりも小さい子供達もみんな 親などが抱っこして椅子に座って 
30分くらいのお経を聞きました 途中で抜けたのはゆうと私だけです
泣き出すことはなかったのですが じっとしていられず 結構前の席に座っていましたが
ひざから下りて 祭壇の方へ行こうとしたり出口の方へ行こうとしたり 抑え付けておくことが
難しくなってきたので 外へ出ました
07-10-31_19-29.jpg 中庭挟んで向こう側ではお通夜の最中
親戚以外の町の人たちは 座れずに立ってる人も多かったです

お通夜は 親類だけではなく ご近所の人も必ず出席するそうです しかも喪服着用です
お通夜に出ても 翌日の葬儀も出なくてはなりません
親戚だけではなく 町の人も当たり前のように両日出るんだそうで 皆さん大変です



今日は 車2台で行きました
前を主人のアコードワゴンが走ってます07-11-01_10-59.jpg
天気が悪く 小雨が降っていました 向こうに着く直前にザーーーーーっと降ってきました
2台で行ったのは・・・私とゆうは終わったらすぐ帰るからです りょうが学校から帰ってきます
主人は残っていった方がいいでしょう

1時からの葬儀なのですが 11時半に行かなくてはなりませんでした
こちらはお通夜には通夜ぶるまいと言う食事はありませんでした
その代わりお葬式当日の式の前に昼食が振舞われます 初めて聞きました びっくりです
こういう昼食は全員ではないようです 親戚や親しいご近所さんだけなのでしょう
煮物しか入っていない ぱっとしないお弁当でした(私は一口も食べず持って帰った)
コンビニでゆうちゃん用に おにぎりやピザまんを買ってきましたが正解でした
07-11-01_11-21.jpg 会場入り口のお水が気に入って
きゃはは~~と笑って触っています 両側にありましたが違う造りになっていて どちらも
触って楽しんでいました 会場を怖がらないのは助かりましたが・・・・水浸しです
こんな恐ろしいものを発見しました~~~~07-11-01_11-20.jpg

昨日のお通夜では じっとしていられなくて 私は冷や汗でぐっしょりになってしまったので
今日は義母にも焼香を遠慮したいと言って 初めから式場には入りませんでした
1時間ずっと建物の中や葬儀場の外を歩き回っていました
07-11-01_12-52.jpg07-11-01_13-25.jpg
回りは田んぼしかなくて 次の曲がり角までがめまいがするほど遠く ゆうと一緒に歩いていると
戻って来れるのかとても不安になります 知らない場所だし~~~~
15年ぶりくらいで履いた ヒールのある革靴・・・ストッキングもりょうの入学式以来かも・・
足の爪が痛くて 疲れて・・・天気が悪く頭もがんがんに痛いし~~~~早く終わらないかな~
07-11-01_13-43~00.jpg でも元気そうでしょ?自由にできて気楽です

最後のお別れだけは ゆうも一緒にしてきました
(実は最後のお棺の場所・・・ちょっと位置が高くて私からおじいちゃんの顔は見えなかったのです)
ゆうちゃんは 軽くバンバンとお顔の所の透明の板をたたいて バイバイするかのように見えました
そのまま隣の部屋の焼き場に移動していきましたが 私とゆうだけは部屋には入りませんでした
ここで泣かれては大変なので お別れした部屋でそのまま待ってましたが
お棺が窯の中に入れられる音が聞こえてきて 祖母の泣き叫ぶ声が聞こえてきて
私はほとんど面識がない祖父でしたが 涙がぽろぽろ流れて落ちて止まらなくなってしまいました
抱っこされたままのゆうは私の顔をじっと見ていました

それが誰であっても・・亡くなって そしてその姿を二度と見ることができなくなるというのは
とても悲しいものです
母の時・・・私はそれまで気丈にしていましたが やはり焼かれる瞬間に泣けて泣けて
どうしようもない悲しみを味わいました
生き返る・・・奇跡を最後の最後まで期待していました 死んだなんて嘘だ そう思っていました
でも 奇跡は起きず 母の体は目の前からなくなっていました
だから私は この瞬間が とても悲しくて仕方ないのです





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Last updated  2007/11/02 12:38:21 AM
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