坂の途中の石造りの家

１月２６日　土曜日

母の十七回忌が　お墓のある京都のお寺で執り行われます
午後１時からでしたが　１２時半には来てお墓にお供えしたりするよう言われました
９時出発予定です　途中で昼ごはんを食べても多分余裕で着くはずです
京都は雪が積もったりします　１月末の法事はみんなでちょっと心配でした
前日も高速道路で通行止めになっていたようだし・・・

名神高速・・・滋賀県に入りました　やはり雪が残っています
この冬身近で雪を見るのは初めて

里山の風景って感じです
『ぼく　こんな所に住んでみたい～～～』と　りょうは後先考えない発言をしていました
ゆうちゃん　あまり興味はなさそう
朝からすこぶる機嫌が悪いのです　まだ体調が悪いのか？

りょうは車中必ず漫画です　

大津のＳＡで昼食を
レストランもありますが　今日はフードコートみたいな所で各自好きなものを食べます
やはり関西ですね～　フードコートと言えども　迷うほど色んな料理が売られています




吹雪いている大津ＳＡを後にして（琵琶湖など見学してる余裕もない寒さ）車は京都東ＩＣへ・・
観光シーズンと違ってすいています

インターから　まっすぐまっすぐ行くと大きな観光名所になってるお寺などの前も
通るのですが　もちろん素通りして　京都らしいめちゃめちゃ狭い道路に入り込み
奥まったお寺に向かいます
一方通行も多いので　遠回りもしなくてはなりません

　昔から怖い踏み切り・・・
２線またいで行かなくてはなりません　間は２台しか止まれないので　気をつけていないと
すぐに又遮断機が降りてきて　踏切内で立ち往生しそうです
前の車２台が　遮断機上がって行ったと思ったら　このときもまたすぐ次の電車が来て
遮断機が降りてきたところです
ゆうちゃん　緑の電車だよ！
踏み切りを渡って・・・今度は長い上り坂です
突き当たり４５度の傾斜（嘘）
私の昔の車はミッションでした
さっきの踏み切り２箇所も　この登りきった所で停車しなくてはならない坂道も　怖かったです
踏み切りは　当然　最後まで１速でエンストしないように走行（しないっちゅうの！）
坂道も　ここからサイドブレーキ発進です　もう右手がお寺です

更に坂を上って　お寺の駐車場に入ります
　あ！お父さんのマークＸだ！
父はもう着いていました
コロしか乗っていません　先にお墓にお花を供えに行きましょう

ゆうちゃんは　敷石に夢中です
そこへ父もやってきました　本堂にいたらしいです
その辺に座り込むコロ

コロを離れた垣根につないで　父はお墓の掃除らしきことを始めました
ゆうは　犬好きなので　すぐにコロに寄って行きます
　コロを見下ろしています
しかし　コロは子供が大嫌いなんです　ゆうには絶対に懐きません
ゆうが寄ってきたので　『グルルルル～～～』　と威嚇してきました
ゆうも顔で反撃？？


さて　そろそろ本堂に入りましょう　中のほうが暖かいし（外は激さむでした）
妹たちもまだ来ていないし・・・（姪の英検試験で到着が遅れていた）

お墓のある場所から少し坂を上がっていくと　右側に本堂があります
３０分遅れて妹一家がやってきて　やっと法事が始まりました
ゆうは　お寺に着いた時から大泣きで　本堂に入ると更に大泣きして　コアラのように
抱っこしたまま離れません
知らない場所にいることが　とても苦痛なようでした
しかし　お経が始まると　何故か静かになりました
逆なのですが　前列に父と妹一家　後列に私達一家が座っていました
ゆうが　抱っこしにきたり　勝手に部屋を走り回ったりして　ウロウロしっぱなしだったので
後ろに座らせてもらいました

ビブラートのかかったようなお坊さんの経を唱える声や　木魚や鐘の音が心地よかったのでしょうか？
何故かとても　この時間は機嫌が良かったです
しかし　次はお墓に行ってお参りを・・・となると　又大泣き
終わって戻りましょう・・・ってなると　又大泣き・・・
もう勘弁して～～～～～ってくらいに　不機嫌です
ゆうは　場所や状況が一変することが　嫌いなのです
というか・・・物事の変化に順応できないのです　知らない人には理解されないのが辛いです
お経が終わってからは　家族だけでお菓子など食べて和気藹々でした
主人の実家の法事と違って何時間もありません　通して３０分あったかなかったかです

英検終わって飛んできた妹達は昼ごはんも食べていませんでした
父がお供えに持ってきてお墓からさげた寿司折１個を４人で分けて食べていました
これで足りてしまう　小食の一家なのです


実は　ゆうちゃんには　このお寺に気に入った場所がありました
それは　本堂の外なんですが　縁側と言いますか・・・
お庭に面した所です
この廊下の端っこに　トイレがあります　その扉の前に手水鉢（ちょうずばち）があるのです
　じっと見つめています
本当はずっとここにいたかったようです　本堂の中に入るのは嫌だったのです

こんなのもあるし・・
怖かったのかな～～～？
本堂に居るとこんな風
ここに限らず　どこへ行っても（実家でも）常にこんな感じなのです
親子教室でも　ゆうだけこんな格好で　かなり長いこと過ごします　

私の足がしびれてきた頃　ゆうは　腕の中で眠っていました
朝から眠かったのかもしれません　夜中はあまりぐっすりではないようですし・・・
泣いて泣いて　疲れて寝てしまいました


でも寝ること１０分程度　
ずっとここに居るわけにはいきません　帰ることになりました
上着をかけて立ち上がろうとしたら起きてしまいました　ここから又号泣です

帰り道　又雪になったら大変です　父は下道で帰るので凄く不安そうでした
じゃあせっかく集まったけど　もう帰りましょう

そばの有名なお寺横を通り　来た道へと戻ります　私達は高速入り口に向かっています
妹達は観光に行くようです　子供も大きいしね　今から遊びに行っても平気でしょう
左右の車線で走っていて途中で分かれました

ほんの一瞬　京都タワーが見えました　見えるのはこの瞬間だけです


高速に乗ってすぐです　またまた大津ＳＡに停車しました
今度はお土産を買いにです～～～というか主人が八橋を欲しがっていたので寄りました

琵琶湖です　比叡山でしょうか？雪が積もった山もすぐそこにありました
ヨットも出ていて　寒いけれどいい風景でした

寒いはずですね～～～
ここからしばらく　雪が舞っていました

伊吹山です　スキー場もあります
『あの見えてるところがスキー場なの？』と主人に聞くと
『あんな上は危なくて滑れる場所じゃない　もっと下だよ』と言われました

この山を越えると雪はもう降っていませんでした
その辺りから　運転を代わって　寝てる人たちを乗せて私が家まで運転しました
と言っても　ゆうちゃんだけは　目をパッチリ開いて起きていました
ゆうちゃんに寝て欲しいのに～～～～～～