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ピアノ工房は、エアーコンプレッサーの音とバフの音がいつもはうるさい音だが、今日は交代夏期休暇でメンバーの少ない静かである筈の工房に、巻線を巻く音と、弦を張りピンを打ち込む音が響いていた。 お客様の所で水関係の事故があり、弦を交換する事になって運び込まれたベヒシュタイン A160の張弦が今日は(特に)集中して行われた。 修理に従事しているのはK君。彼の仕事、特に木工関係は、自慢できる丁寧な仕上げをしてくれるから、安心して任せられる。 ![]() 低音の巻線は、自分たちで手で巻く。 メーカーで使っているのと全く同じ材料を使い、丁寧に巻線を作る。 自分も、ベヒシュタイン工場で巻線を作った経験があるが、工場は道具や治具が、全て完璧に揃っているのでさっさといくが、工房だと時間もかかる。 しかし、楽器に愛着がわくから、自分は自らが手で仕上げるのが好きだ。 今回は、研修生のN君に教えてあげながら作業を進めた。 ![]() 明日、張弦終わるかな。。 これをやっつければ、次ぎはアクションだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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