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長野県須坂市の市動物園が、3月中旬から園の様子を24時間ネット中継するサービスを開始するそうです。

この「デジタルアニマルパーク」、園に15台のカメラを置き、ベンガルトラやツキノワグマ、アカカンガルーなど、行動に特徴があり、人気も高いと飼育係が判断した12種を観察することが出来、またそのうち4台が赤外線カメラであるため、夜行性のフクロウが動き回る様子や動物の眠る姿も見ることができるそうな。

時期によっては、フンボルトペンギンの産卵風景なども観察できるとか。

ただし、これを見るためにはインターネットプロバイダー「アットネットホーム」と契約し、ケーブルテレビ回線を通じて同社専用のサイトに接続しないとだめだそうで、うーん。

ちなみに、このプロバイダーは小中学校約600校とも契約しているそうなので、学校での教材としての活用もありそうで、いいなあ、その学校の生徒は！


なお、この動物園の入場者数は2003年度で約6万3000人と、最盛期の1982年に比べてほぼ半減しているそうで、「動物たちに興味を持ってもらい、実際に足を運んでくれるお客さんが増えてくれれば」（動物園の管理担当係長）というのも確かにこのサービスを決めた大きな理由の一つでしょうね。

動物の見せ方で話題を集めている北海道旭川市の市営旭山動物園のような大きな投資が出来ないほかの動物園にとっては新しいアイディアではありますね。もちろん、他の動物園がこのネット中継をやっても（見る側にとっては）中継する動物が違わない限り、あまりメリットはなさそうですが。