カテゴリ:世の中の話題から
前回に引き続き日経の夕刊、「NIPPONのカタチ」から。
第二回の9/21は、輪ゴム。 家でもたくさん余ってしまって、その始末に困っているような代物である「輪ゴム」に逆転の発想をしたのが、この写真の『アニマル・ラバーバンド』。 (写真はJapan Design Netの昨年4月のレポートから) 伸ばせばフツーの輪ゴムなのに、戻すと動物の形になるのだ。 ・・・なんて単純で、ステキな発想なんだろう! でもって、ちょっと説明すると、これは ・東京・立川にある「パスキーデザイン」の羽田さんと大橋さんがシャチハタのデザインコンペへ応募したのがきっかけ ・楽しいデザインの発掘に取り組む、という「アッシュコンセプト」の名児耶社長が協力、色とりどりにしたり、子供が口に入れても大丈夫なように素材にシリコーンを使うなど工夫した ・販売第一号店は、ニューヨーク近代美術館(MOMA)のショップのバイヤー。一目見るなり「オーダー(買った)。」 ・その評判は日本への逆上陸の他、アジアや欧州にも広まり、現在では世界15カ国以上に700万匹が「生息」 ・2003年にはグッドデザイン賞の特別賞を受賞 という経緯をたどってきたモノで、確かにMOMAやグッドデザイン賞、というのは納得。 それから、この使用説明書に書いてある、 「長い間仕事をすると疲れるので休ませてあげてね。」 という文章もまた秀逸。 デザイナーのもとには、「二年間ずっと働かせちょっと成長してしまいました。少し休ませます」というメールが届くのだとか。いいなあ、こういう関係。 ちなみに、言葉グッドデザインを受賞した時のデザイナー達へのインタビューが、その時の審査委員長の川崎和男氏の連載として、グッとデザイン賞を主催している財団法人日本産業デザイン振興会のサイトに載っています。彼らの思いがいろいろとコメントされていて、なかなかいい。 なお、日経の連載の3回目、9/22分は広島の「開かれたゴミ処理場」でしたが、あまり「逆転の発想」という感じでもなかったのでパスさせていただきます。ご了承を。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/09/24 05:17:27 PM
コメント(0) | コメントを書く
[世の中の話題から] カテゴリの最新記事
|
|