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AD/Marketing-BIZな日々 by T.Suzuki

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世の中の話題から

2011/01/21
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カテゴリ:世の中の話題から
1月16日のYahooニュースに、SAPIOの大学生の就職に関する記事が載りました。

それには最近しきりにメディアが取り上げている「大学生の就職難:氷河期よりもひどい」ということが明らかにミスリードである、とあります。

*****上記記事の一部抜粋*****
(注:人事コンサルタントの海老原嗣生氏によるもの)
実は氷河期どころか、この20年で大学新卒の正社員就職数は2割以上増えている。その一方で何が起きているのかというと、大学の激増と大学進学率の上昇である。20年前の進学率は約2割ほどだったが、今は5割を超えた。

大学生数は1985年に185万人だったが、2009年には285万人と100万人も増えたのだ。

つまり、新卒採用のパイは微増しているが、それを奪い合う学生が激増したため内定率が下がり、就職氷河期のように見えるだけ。女子の進学率の上昇や就職志望が増えたことも拍車をかけている。

しかし、現実には上位校の卒業生の内定率は90%以上で昔と変わっていない。一方で、EランクやFランク(偏差値35以下)に属する大学卒の内定率は4割以下の学校も多く、全体を押し下げている。2007年のような好景気でも、卒業生に占める就職者の割合は70%ほどで頭打ちしたのである。
*****抜粋終わり*****


「この20年間に大学生が1.5倍、100万人も増えた」というのがちょっと信じられなくて、政府統計のサイトを検索たら、文部科学省が毎年実施している学校基本調査の年次統計、というのがあって、そこの総括表、「9.大学の学校数、在籍者数、教職員数」というのを見ると、確かに

年 / 大学数 / 在籍者数
1985 / 460 / 1,848,698
1986 / 465 / 1,879,532
1987 / 474 / 1,934,483
1988 / 490 / 1,994,616
1989 / 499 / 2,066,962
1990 / 507 / 2,133,362
1991 / 514 / 2,205,516
1992 / 523 / 2,293,269
1993 / 534 / 2,389,648
1994 / 552 / 2,481,805
1995 / 565 / 2,546,649
1996 / 576 / 2,596,667
1997 / 586 / 2,633,790
1998 / 604 / 2,668,086
1999 / 622 / 2,701,104
2000 / 649 / 2,740,023
2001 / 669 / 2,765,705
2002 / 686 / 2,786,032
2003 / 702 / 2,803,980
2004 / 709 / 2,809,295
2005 / 726 / 2,865,051
2006 / 744 / 2,859,212
2007 / 756 / 2,828,708
2008 / 765 / 2,836,127
2009 / 773 / 2,845,908
2010 / 778 / 2,887,414

と、少子化なんてどこ吹く風、みたいな急増状態。大学自体の数も300以上、1.7倍に増えていて、これが大学生の数を増やした背景にあるのがわかります。


で、卒業者と就職者数の推移も、昨年8月文部科学省のサイトに「平成22年度学校基本調査の速報」というものの7ページ目に載っていました。

1008_大学就職者数推移


ちょっと見にくいですが、確かに昭和60(1985)年頃の就職者数に比べると、前年よりかなり落ち込んだとはいえ平成22(2010)年の就職者数のほうが多い。


ちなみにこの期間付近の15-19歳の人口の推移は(人数単位:千人)

1985 / 8,980
1990 /10,007
1995 / 8,558
2000 / 7,488
2005 / 6,568
2007 / 6,282
2008 / 6,155
2009 / 6,079

と4割近く落ち込んでいるのを考えると、その年齢層の人口全体に対する大学卒の就職者数の割合は、就職者数がたとえ同じであったとしても4割上がるわけで、なおかつ現実には就職者数が増えている、と考えると、これは確かにマスコミの伝え方が偏っているとしか思えません。


たぶん上記の問題はマスコミの中でもわかっている人がほとんどなんじゃないかと思って老いるのですが、でも「視聴率につながらない」「話題にならない」から就職率だけを取り上げろ、という責任者の「方針」があったのでは、と思えてなりません。

確かに現在マスコミは広告収入や新聞・雑誌の購読数が減って大変なのはわかるのですが、ぜひこのあたりのバランス感覚も持っていただきたい、と願うばかりです。






Last updated  2011/01/21 10:23:43 AM
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2010/10/05
カテゴリ:世の中の話題から
今朝の読売新聞に、『脳死臓器提供の意思、「拒否」登録が大幅増』という記事が載りました。

でもこれ、かなり意図的な記事だったんです。


内容を整理すると:

1)日本臓器移植ネットワークのホームページを通じた脳死臓器提供に関する意志登録をした人の9月の数字を10月4日に厚生労働省が明らかにした
※ネットワークへの意思登録は、臓器を(a)脳死と心停止のいずれの場合も提供(b)心停止の場合のみ提供(c)提供しない、の3種類

2)それによると、(c)の拒否の登録をした人が29%、と8月の10%、7月以前の2%よりも大幅に増加した

3)ネット登録は7月の改正法全面施行後に急増。厚労省は「(ネット登録は7月の改正法全面施行後に急増し)臓器の提供を望まない人が、積極的に登録をするようになったからではないか」と話している


ということなんですが、実はこの記事に数字のマジックが。


「ネット登録が急増」に関して、記事では「9月は昨年度月平均の3倍以上の6302人が登録」とあります。つまり、昨年度の月平均では以下のように。

・昨年度月平均登録者数:6302÷3=約2100人(より少ない)
・うち拒否登録者:   2100×0.02=約40人(より少ない)
・うち賛成登録者:   2100×0.98=約2060人(より少ない)

でもって、今年の9月に関しては以下のように。

・当月登録者数:    6302人
・うち拒否登録者:   6302×0.29=1828人
・うち賛成登録者:   6302×0.71=4474人


つまり、確かに拒否登録者は大幅に増えている(1828÷40=約46倍)ものの、賛成登録者も倍以上(4474÷2060=約2.2倍)となっていて、絶対人数では拒否者の1782人増に対して賛成者は2414人増、と1.35倍も多い、ということになるんです。


この「賛成登録者も倍以上に増加」ということ、少なくとも読売新聞は言及していません。これがもしも厚生労働省自体の発表でもそうであったとしたら、なぜ当事者がそのようなネガティブだけのニュアンスを発表したのか?という、ものすごく深く、ものすごく複雑な意図(「一部に抵抗勢力が?」みたいな)を勝手に想像してしまいました。

もしくは、これが読売新聞側での記述の仕方だったとすると、そこにもまたある意味の意図が。


・・・うーん、これだから日本のメディアは面白い(笑)






Last updated  2010/10/05 10:16:16 AM
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2010/07/17
カテゴリ:世の中の話題から
7月2日付の産経新聞に、「イオンが葬儀紹介サービスの中でお布施の目安を提示」という記事が載り、続いて7月15日付でその記事に対して「賛否の反響が569件寄せられ、85%が賛成」だった、というフォローの記事が載りました。

これ、イオンが行っている葬儀紹介サービスのメニューの中に、「(サービスを申し込んだ方に)寺院を無料で紹介します」というページがあり、その中にお布施の目安を記したことに仏教会から反発が起こっている、ということなんですが。


イオン側のコメントは(コーポレート・コミュニケーション部)
「『布施の価格が分からずに困った』『寺に聞いても、はっきりと教えてくれない』といった声が多くあり、それに応えることにした」
「疑問と不安のない明瞭(めいりょう)な価格を提示するのは当社の理念。8宗派、全国約600の寺院の協力も得られることになっている」

それに対して全日本仏教会の戸松義晴事務総長のコメントは
「布施をどう考えていいか分からないという声があるのは承知している」
(ただし)「布施は言われて出すものではなく、出す人が額などを決めるもので極めて宗教的な行為。価格を決めて商品のように扱うのはいかがなものか」


で、その記事に対して多く(569件)の反響が寄せられ、85%の賛成意見の多くが「自分が葬儀を出した時に困った経験がある」という体験談だった、ということ。

賛成側の主な意見は:
・「『気持ちの問題』といっても目安がないと、どう考えていいか分からない」(100件以上)
・「僧侶から『お気持ちで』といわれて布施を渡したら、『これでは少ない』といわれて返された」(13件)
・「昔のように檀家(だんか)が寺との代々のかかわりの中で布施を決めることができる時代ではない」(9件)
・「布施がいくらか分からないと、葬儀費用を用意する際に困る」(3件)

また、こんなコメントも:
・「自分の寺では、きっちり価格を示してくれるのでありがたい」(9件)

でもって、反対側の主な意見は:
・「金額を明示することで、低所得者にとっては過大な負担を強いることになるのでは」(5件)
・「何でもかんでも消費者のニーズといって価格破壊をおこせばいいとは思わない」(1件)
・「金額に幅を持たせた目安を示したほうがありがたい」(5件)

また、「布施を出すことは宗教行為である」との立場の反対意見もも多く、
・「人の心に対する値段を明瞭(めいりよう)化する必要があるのか」(5件)
・「寺に出入りするのは消費者ではなくて信者、信徒。そこに定価はない」(1件)
・「先祖供養をきっちりとしていれば、おのずと布施の金額は分かるはず」(3件)

それから双方の意見に共通し、僧侶の世俗化を嘆く意見も多く、
・「高級外車を乗り回すなど出家者とはいえないような僧侶に、偉そうなことが言えるのか」(4件)
・「税制で優遇されているのに、高い布施を取るのはおかしい」(6件)
・「なぜ戒名にランクがあり、値段が変わってくるのか」(4件)
・「『気持ち』というなら1000円、1万円でもいいのか」(13件)

僧侶、住職からも20件近い意見が。
・「営利企業が、公益法人を利用して商業活動を行うのは大問題だ」(副住職男性)
・「目安はあってもいい。自分は寺の側から『××円以下にしてください』と伝えている」(浄土宗住職)

最後に、全体に共通して「日常的に檀家との付き合いが足りないから、このような問題が起きる。寺院は反省すべきだ」という声が僧侶だけでなく檀家の側からも多く寄せられたそうですが。

***

個人的には、やはり普段こういう世界とのつながりがない身としては、一定の目安を教えてもらえるのは大変ありがたく思います。
結婚のお祝いとか、お葬式のお香典とかもそうですが、世間相場というものを知らずにやってしまうより、相場を知った上で自分としてどうするのかを考えることができるから、です。

受け手側が「目安」に対してちょっと神経質になっている気がするのは、ベールに隠されていた部分が透明化されることに対する抵抗感もあるのかもしれません。

しかしそれとは別として、自分の親がそうなった場合に、どの戒名をどのレベルの葬儀でやるべきなんだろう、というのも考えさせられた記事でした。






Last updated  2010/07/17 10:32:43 AM
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2010/05/04
カテゴリ:世の中の話題から
5月4日付のYahoo!ニュースに、ORICON BIZからの、東阪の民放ラジオをネットで同時配信するIPサイマルラジオ、radikoのアクセス状況と、大阪第三のFM局、FM COCOLOの再編成に関する記事が載っていました。


それによると、3月15日より始まったこのradiko、配信開始から1週間で523万ストリーム、Webページへのアクセス数は約4710万PVと当初の予想をはるかに上回る結果が出たということで、ラジオ視聴習慣回帰の兆しと言えるのでは、ということでした。

確かに1週間で4710万PV、ということは一日150万PV強ですから、大したもんです。
Twitterとかをやっていても、radikoを聴きながらのつぶやきも見かけられます。

ここで感じたのは、ネットとラジオの親和性の高さです。
いわゆる「ながら」ができる、という意味では、ネットとテレビよりもはるかにやりやすい。
もちろん、Twitterなどではいま見ているテレビに関してライブでつぶやく、というのも見かけますが、これは意図的にそうしているわけで、ラジオのようにネットのBGMとして存在しているわけではない。

そういう意味では、「ラジオの聴取(「視聴」ではないですね)習慣の回帰」ではなく、その価値を再発見した人が出てきた、ということかと思います。


* * *

またこの記事でその後に書かれていたのは、大阪第3のFM局、『FM COCOLO』のリニューアルに関して。
FM COCOLO

ラジオはマス4媒体の中で最も広告費の減少が厳しく、経営も難しくなってきており、現に神戸のFM局『KISS FM』も経営破たん、民事再生法の適用を申請した、という毎日新聞の5月1日付の記事も出ています。


『FM COCOLO』も、開局当初はマルチリンガルをウリにしていたのですがその経営は厳しかったようで、この4月に『新生FM COCOLO』として全面的に生まれ変わりました。

よく、テレビ局などもリニューアルの話を出しますが、キャッチフレーズといくつかの番組を変えただけというよくあるものではなく、「45歳以上をターゲットとした局」と宣言したのです。

冒頭の記事の中の代表取締役の高田氏のコメントによると(一部抜粋):
「音楽やトークを通してエコロジカルなメッセージや、ライフスタイルにふさわしい情報も発信していきたいという局のコンセプトを、海外や音楽に関心が強く、ラジオ世代である45歳以上のリスナーに伝えることができれば、やがて若い世代にも広がっていくだろう」

ということで、ゆくゆくはもっと若い層にも、という野心はあるようですが、まずは橋頭堡としてのラジオ世代の再攻略、そのためのエコ・海外をテーマにした局編成、ということのようです。

で、そこでヒントとしてあげたのが『Whole Earth Catalog』。アメリカでヒッピーカルチャーが隆盛だった60年代後半に出版されたカタログで、ポラロイド写真とタイプライターでの字と切り張りで全世界を切り取っていった、という60年代版Google Earthのようなものらしいんですが。

WholeEarthCatalog

面白いのはこの『Whole Earth Catalog』、今から4年半ほど前にアップルのスティーブ・ジョブズ氏がスタンフォード大学の卒業式に招かれて行ったスピーチの最後で触れているものなんです。
最終号に書かれていた言葉、「Stay hungry, stay foolish(ハングリーであれ、愚かであれ)」を卒業生に贈る言葉としているんですが、それだけこの世代の人たちには影響力を持ったものだったんだと。


…話が横にそれました。
いずれにしろ、それをヒントとしている、ということは、45歳以上というよりも、ヒッピーなどの団塊の世代をメインのターゲットにしているのかも知れません。



でもって、もう一つ面白いのが、関西No.1のFM局、FM 802とのコラボ。
FM802

冒頭の記事によると、それはFM 802で活躍していた番組やDJが復活し、現在活躍中のDJも加わって、20年前にFM 802を聴いていた人には懐かしく感じるプログラムを放送する、というもの。

通常であれば、ライバル局に対してこのようなことをするのはあり得ないんですが、FM802代表取締役専務の栗花氏によると、
「10~30代がターゲットであるFM 802は、開局から20年が経ちました。当時リアルタイムで聴いていたリスナーも、今はミドル層になっていますので、かつてFM 802世代だった方々が大人になってから聴けるFMステーション、それが『新生FM COCOLO』だと考えています。もちろん番組DJやスタッフも同じだけ年齢を重ねているわけですから、リスナーを含む全員がそろって次のステージに行けるステーション、というのが最大のテーマです。そこで、FM 802の開局時から制作に携わってくださった方々の協力を得て、『FM 802メディアワークス』という制作会社を立ち上げ、FM COCOLOの番組編成と制作を請け負います。すなわち、ミドル/シニア層のリスナーと同じ目線で、DJや制作スタッフたちが編成・制作に関わっていきますので、非常に意義を感じています」

ということだそうで、これはある意味FM 802にとってのスピンオフではないか、と。

確かに若い層をメインターゲットにすれば、ミドル層を犠牲にせざるを得ない部分が多くなるものの、彼らに対しての影響力を考えれば、ビジネスとしてそこにもアプローチはしたい。その窓として新生FM COCOLOを捉えれば、彼らの戦略が見えてきます。

一方FM COCOLO側としても、厳しい経営状況の中、差別化をしなければならないが単純にすべて新しい素材だけで番組編成をしたとしてもその世代がついてくるというような単純な話ではないため、FM 802の持つ過去の資産はのどから手が出るほど欲しいはず。


このコラボ、とても面白いです。
文頭で記したradikoにより、関西だけでなく関東のリスナーも聴くことができ、なおかつネットとの親和性を考えると、結構可能性があるかも、と。しばらくはその動性が注目されます。(とはいっても現在国外なのでradikoを聴くことができないんですが…)






Last updated  2010/05/07 12:22:20 AM
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2010/03/29
カテゴリ:世の中の話題から
前回、先週土曜日に新宿の東京厚生年金会館で行われた立川談春さんの25周年スペシャル・ファイナルの模様を書きましたが、今度はこれをビジネス面からちょっと検証してみます。

実は、普通落語の独演会、って談春さんクラスでも3000円くらい。
ところが今回は誰も他に出ないのに前売りで4500円、当日で5500円。

なおかつ、収容人数も談春さんがよく出ている横浜にぎわい座や今年から『アナザワールド』シリーズで利用している成城ホールも大体300人くらいなのに対し、東京厚生年金会館は2000人。

でもって、今回は夜の部があっという間に売り切れたので追加で昼の部も設けて、それもほぼ完売状態だったわけです。


とすると。


1)通常(横浜にぎわい座・成城ホールクラス)
 ・チケット単価: 3000円
 ・収容人数: 300人
 ・公演回数: 1回
 ・総収入: 3000x300x1=900,000円

2)今回(東京厚生年金会館)
 ・チケット単価: 4500円(ほぼほとんどが前売りだった、という状態から)
 ・収容人数: 2000人
 ・公演回数: 2回
 ・総収入: 4500x2000x2=18,0000,000円


・・・ということで、なんと通常の談春さんの独演会に比べて、今回は20倍もの収入が興行主には入ったことになります。

しかも、東京厚生年金会館は建物の老朽化ではなく、利用されなくなったことによる閉鎖なので、その閉鎖に伴う費用はさほどかかりませんし、利用されにくい場所、ということを考えると、場所代が途方もなく高い、とは思えません。

で、収容人数にあった金額、と考えると、にぎわい座や成城ホールとの収容人数の差、約7倍がその場所代となります。

談春さんのギャラは別に収容人数によって比例するとは思えないのですが、あえて単純化するためにそう仮定すると、

90万円x7=360万円

となって、今回の売上金額の1800万円から差し引くと、なんと1500万円近くが通常よりも多い収入となります。


もちろん、落語ですから舞台設定は対して金額はかからないし、スクリーンに映された映像のための費用もたかが知れていますから、うーん、何だかこれはとんでもないビジネスモデルなもかも?と。(笑)










Last updated  2010/03/29 11:19:43 PM
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2010/03/22
カテゴリ:世の中の話題から
3月18日の日経に、世界衣料専門店大手の決算の記事が載っていました。
※各ブランドのロゴ、当然それぞれ(c)です。

リンクしたオンラインニュースには具体的な数字が出ていませんでしたが、本紙に載っていた金額と店舗数などを元に基礎データを作ってみました。金額の単位は100万ドル、直近の決算・店舗数です。


順  企業名(国)      09年度売上(前年比) 店舗数 売上/店舗(index)

1 H&M(スウェーデン)   16,586 (+24.0%)  1988  8.34 (256)
2 インデックス(スペイン)  15,884 (+ 8.1%)  4607  3.45 (106)
3 ギャップ(米)        14,197 (- 2.3%)  3095  4.59 (141)
4 リミテッド・ブランズ(米)   8,632 (- 4.5%)  2971  2.91 ( 89)
5 ファーストリテイリング(日)  7,354 (+13.9%)  2258  3.26 (100)

ちなみに2位のインデックスはZARA、5位のリミテッド・ブランズはVictria's Secretを傘下に持つ企業です。


上記を見て気が付くことをいくつか。

1)欧州勢の躍進とSPAの草分け的存在だった米国勢の不振:
・日経によると、米国勢の不振はグローバル化の遅れが影響。上位2社は中国やインド、ロシアなどでの積極的な大量出店が寄与
・H&Mは1年で250店を純増、今年も240店の純増を見込む
・インデックスは出店が74カ国とH&Mの37カ国など他を圧倒。海外売上高は全体の68%(前期比+2ポイント)
・一方、ギャップは売上の7割強がアメリカ、店舗数も45店の純減
・リミテッドも「エクスプレス」や「アバクロンビー&フィッチ」を売却・スピンオフするなど事業の選択と集中を加速
・ちなみにユニクロはイギリス、中国、米国、香港、韓国、フランスの6カ国(4月2日に初のロシア店もオープン予定)、海外店舗数は125


2)1店舗あたりの売上、H&Mが突出:
・他の4社がほぼ同じくらいの3-400万ドルなのに対し、H&Mは倍の834万ドル
・店舗の大きさ(=扱う商品数の多さ)と、商品の回転率の良さが主因と想像されるが、これで昨年の3位から一気に首位


・・・まだまだ戦国時代の様相を呈しているこのSPA業界、果たして来年・5年後・10年後に笑っているのはどこか?






Last updated  2010/03/22 12:03:38 PM
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2010/02/17
カテゴリ:世の中の話題から
2月15日付のAdAgeに、「ソーシャルメディアでテレビの生放送が盛り上る」という記事が載りました(リンク先は英語)。

これ、アメリカでの話ですが、今年のグラミー賞などの生番組の視聴率(正確に言うと全視聴者数)が2009年は前年に比べて上がった、というもので、具体的には:

・ゴールデングローブ賞: +14%
・MTVビデオミュージックアワード:+6%
・グラミー賞:      +35%

この背景として、Twitterなどのソーシャルメディアがある、ということなのです。


つまり、ライブで進行しているイベントをみんなでテレビで見ながらソーシャルメディア上でいろいろな意見を言い合うことで、その発言を見た人がその番組に興味を持って見る、という状況が起きているのです。


それを裏付けるものとして、以下の情報も挙げています:

1)MTVムービーアワード(2009年5月30日)
 ・「ブルーノ」や「ニュームーン」に対する話題がオンライン上で盛り上がり、500万以上の視聴者が事前録画のテレキャストにアクセス(前年比73%増)
 ・MTVムービー賞の特設サイトへのアクセスも前年比205%

2)BETアワード(2009年6月28日)
 ・BET(the Black Entertainment Television)賞のTwitterアカウントは4万以上のフォロワーがあり、最後のマイケル・ジャクソンへのトリビュートのコーナーは、CATVにおける2009年度最高の視聴者到達、104.5万に達した

3)MTVビデオミュージックアワード(2009年9月13日)
 ・Kanye Westの会場でのやんちゃぶりに対し、Twitter上での関連するワード(「Kanye」「ビヨンセ」「レディ・ガガ」など)が上位にランクされた

4)グラミー賞(2010年1月31日)
 ・総視聴者数は前年比35%増の258万人に(2004年以来最高)
 ・TBWAがイベントにあわせて作成した「We're all fans」特設サイトは約30万のユニークビジターを最初の1ヶ月で獲得



確かに、日本でもオリンピックやサッカーやとんねるずの「きたなシュラン」とか(笑)、包装を見ながらそのまま感想などをTwitter上でつぶやきあう人たちは多いわけで、これはある意味納得できる話です。


3月7日に迫ったアカデミー賞において同じ現象が起きるのかが注目されているようですが、ぜひ日本においても同じような現象が起きているのかどこかで検証してもらいたい&それを新しいコミュニケーション活動の提案として活用してほしい、と。






Last updated  2010/02/18 01:07:39 AM
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2010/02/16
カテゴリ:世の中の話題から
今朝の日経の広告企画「2010年の社会環境とITの新潮流」に、ソフトブレーン創業者の宋文洲さんの『大人は環境のせいにしない』という題の講演内容が載っていました。

これ、まったくITの新潮流とは関係ない話でしたが(笑)、今の日本に欠けているもの、日本人が誤認しているものを鮮やかに切ってみせてくれたものでした。

ご自身が日本で仕事を始めたきっかけなども書いているのですが、上記に関した部分を抜粋します。もちろん(c)日本経済新聞、です。


********

日本人はしばしば「我々はものづくりにたけている」と口にする。本当にそうだろうか。日本の携帯電話は性能も品質も高いのになぜ中国では売れないのか。日本の銀行ATMは機能が優れているのになぜ世界でシェアを取れないのか。世界の家電をリードしてきた日本メーカーを全て合わせても、韓国サムソン1社の利益の半分にも届かないのか。そうしたことをロジカルに考えてみて「ものづくりにたけている」と言えるだろうか。

かつて「中国は日本に比べて50年遅れている」と言われた。しかしそれが30年になり、10年になり現在はどういう状況だろうか。最近、中国に帰り上海近郊のアパレルメーカーの工場を見学した。非常に活気のある企業で、社長は40代前半と若く、工場も非常に清潔。そこでは日本ブランドや欧州ブランドの製品も生産している。私は世界の市場の壁がなくなれば中国は成長する、と考えてきたがまさにその状況になっている。
つまり日本の問題は技術力ではなく、ビジネスに対する戦略、ものづくりとは何か、技術とは何かという発想の問題だと思う。

日本人は「資源のない国だから、ものづくりで立国するしかない」と説明する。確かに鉱物資源は少ない。しかしおいしい米が収穫できる環境があるし、海の資源も豊富にある。結局は「ないものねだり」なのではないだろうか。

私は、子供に中国で教育を受けさせたいと思う。それは、中国は嫌な面もある反面、ものすごくタフな面があるからだ。そのタフさは学ばなければならない。
日本企業が多く中国に進出しているが、成功している企業には共通の部分がある。それは中国に同化し上手に現地化していることだ。それに対して成功していない企業は、日本人同士で集まり「中国は難しい」とぐちをこぼし合っている。日本は特殊でないし、同じように中国も特殊ではない。どちらも世界の一部なのだ。

だから日本には、勝つチャンスがまだまだたくさんある。勝つためにまず必要なのは、発想を切り替えること。日本製品のクオリティーの高さは知られている。同じ価格なら2割程度品質が高ければいい。逆に同じクオリティーを保ちながら2割安くすればいい。
これは日本の技術力があれば実現不可能ではない。そして現地に根ざした営業力アップがキーワード。それができれば楽々と競争に勝てる。それをやるかやらないかだけである。

*******


・・・もちろん、一部極論もあるとは思うが、たぶん宋さんは意図的にそう書いている。
いろいろ反論もできるかもしれないが、でもそれはもしかすると「できない」というための単なる言い訳かも知れない。

小さくまとまってその自分を自己正当化して引きこもるよりも、もっと異なるものに対しても心を開いてぶつかっていく、そんなことを期待しているからこその講演内容であり、日本に対する熱い想いがある、ということを感じることができた、久々に骨太な言葉だった。






Last updated  2010/02/17 12:02:46 AM
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2009/10/20
カテゴリ:世の中の話題から
今朝の日経に、「新聞広告ってこんなに効果的!特に日経は!」ということをアピールする自社広告企画シリーズ、『日経バリュー』の最新版が全面広告として載っていました。

0910_日経バリュー(C)日経
※改定後のバージョンです


今回は、女性の起業家の目から見ても日経に広告を載せるのは効果的、というメッセージで、ネットイヤーグループCEOの石黒さん、ピープルフォーカス・コンサルティング社長の黒田さん、トレンダーズ社長の経沢さんのお三方がお話しているんですが、その経沢さんのメッセージの表題が、


『女性も経済ニュースで人間力磨く時代に 「完成」「客観」双方の視点がマーケティングに不可欠』


・・・あれ?
「完成」「客観」双方の視点?


これってもしかして誤植?と思い、『日経バリュー』のサイトを見たら、


『女性も経済ニュースで人間力磨く時代に 「感性」「客観」双方の視点がマーケティングに不可欠』


になっていました。


ああ、こんなに大事なポイントなのに、あの日経が、全面広告で、なぜ誤植?・・・うーん、残念。


ちなみに、上記のウェブではその記事自体のPDF版も見ることができて、今朝の段階では「完成」のままだったのですが、いま見ると「感性」に直したものにさし変わっていました。

そんなにコソコソ直さなくても、ひとこと、誤植に関するお詫びがあってもいいんじゃないかと思ったりして、また残念。。。






Last updated  2009/10/21 12:15:50 AM
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2009/09/29
カテゴリ:世の中の話題から
先ほど毎日新聞オンラインに載った記事なんですが。

100キロの荷物を一人で簡単に運べて、2015年に実用化の見込み、だそうですが。

でもってこれを開発したパナソニックの社内ベンチャー『アクティブリンク』の担当者は「機械が人の動きに追従して動くタイプなので、映画『エイリアン2』に登場するパワーローダーよりも操作性はこちらが上」と胸を張っているそうですが。

しかしこの姿は・・・
パワー増強ロボ


現在アルミ合金製で230キロあるそうですが、上から吊られてるのに「100キロの荷物を簡単に」というのもなんだかちょっと妙です(笑)

このロボットが動いている様子の動画も見ましたが、やっぱりちょっと微妙でした。

今後の一層の進歩を期待しつつ。






Last updated  2009/09/30 12:58:12 AM
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