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カテゴリ:mix-ed up football
前回書いた、ビエリの移籍。
ビエリを放出したミランを注目しようとしたら、 もうアモローゾを獲得したらしい。 アモローゾは黄金時代のヴェルディにサテライトで所属し、 セリエやドイツ・ブンデスでも得点王に輝いた。 去年12月の世界クラブ選手権でもサンパウロの一員として来日してたから、 知っている人も多いだろう。 でもアモローゾって東京と仮契約してるんじゃなかったっけ? 横浜と契約しながら撤回したカフーといい、 今回のアモローゾといい、 ミランは横取り大好きやなぁ。 このように、ヨーロッパでは移籍市場が1月いっぱい開いていて、 大物から小物まで様々な選手が移籍したり、噂に挙がっている。 もちろん日本でも移籍の話がニュースを賑わせている。 ということで今回は、久しぶりに日本人の話。 まず注目を集めてるのが、昨シーズンのリーグチャンピオン、ガンバ大阪。 アジア・チャンピオンズリーグとリーグのコンペティションを戦うために選手層の充実が課題だった。 それに加え、FWの松波が引退、大黒はフランスへ、アラウージョはブラジルへ、吉原は大宮へ、それぞれ移籍して、攻撃陣の確保も必須になった。 まず攻撃陣は神戸から播戸、大分からマグノ・アウベスを獲得。 層の充実面では柏から明神、東京から加地を獲得。 確かに代表クラスの補強で層も質も厚くなった。 でもこれだけの新戦力が入るとシーズン前のキャンプは、 コミュニケーションを図る面でかなり重要になってくる。 でも代表メンバーが代表合宿に召集されると、 代表メンバーはいいけど、その他の選手との間でのコミュニケーションが心配になってくる。 また播戸とマグノ・アウベスを獲ったものの、枚数的には全然足りない。 大型補強はしたものの、失敗した例も数多くある。 前例に倣うか、クラブの歴史を作るかは西野監督しだいである。 大型補強しながら何度も失敗してるのが名古屋。 毎年同じことを繰り返しながら一度も優勝できず、 一番優勝に近かったのがベンゲルがいた約10年前のこと。 その名古屋が今年獲得する(だろう)は日本代表、玉田。 とはいえ今回は名古屋が積極的に動いたのではない。 所属する柏がJ2に降格して、ワールドカップ出場のためにJ1でのプレーを希望する玉田が名古屋に興味があったこと。 名古屋は外国人FWを探していたが、どれも折り合いが付かず、 玉田の話を聞き、「じゃあ」ってことでオファーしたよう。 代表では目立った活躍を見せてない玉田も、 移籍して本来のプレーを見せてジーコにアピールする必要がある。 そのほかにも大宮の積極補強や、放出一辺倒の我が神戸など、 触れたいことは色々あるけど、今回はパス。 最後に日本人の海外関係を。 中田浩二はイスラエルからのオファーを断り、ウクライナに行くかも。 鈴木隆行はレッドスター・ベオグラードへの移籍が濃厚。 小笠原満男はウェストハムのテストに受からず、夏以降に持ち越し。 小野伸二はボルトンと交渉中。などなど。 他の選手も踏まえて、海外組で文字通り「活躍」してるのは俊輔だけ。 あとは出場機会がなかったり、機会があってもカップ戦要員。 最近思うその理由として、「日本」ルートがあると思う。 勇気を持って海外移籍の扉を開いてくれた奥寺さん、最近ではカズやヒデのおかげで、日本人もサッカーが出来ることを証明できた。 でも中田浩二がマルセイユに移籍できたのは、当時の監督がトルシエやったから、 鈴木のレッドスターの現会長は、元名古屋のストイコビッチ、 大黒のグルノーブルの会長は日本人。 このように、関係者の中に日本と何らかの関係がある人物が含まれている。 もちろん日本人の力を分かってるクラブもある。 ウェストハムは宮本や三都主の獲得にも乗り出したことがある。 でも逆にいえば、そういうクラブしか日本人の獲得に乗り出してない部分もある。 もちろん大久保や小野、高原のように日本人と全く関係ない(と言ったら嘘かも)クラブから誘われることこそあれ、 ほとんどが「日本」ルート、つまり先人のレールに乗っかってる気がする。 何も無いところから急に強くなるのは無理なことだ。 偉大な先人に、外国の血が注ぎ込まれたからこそ、今がある。 それを消すことは出来ないが、 例えば東京入りを決めた徳永のように、最初からバレンシアに興味を持たれたりするような選手がもっと増えれば、 もっと日本のサッカーは発展していくだろうし、 ワールドカップで強豪と対等に渡り合える、目標は優勝、なんて言葉も非現実じゃなくなってくる。 そんななかで、フェイエノールトというルートに乗りながらも、 ヘラクレスに移籍して自分の力で結果を残しつつある平山。 ジーコは平山が移籍する際、 「代表のFW争いで、平山は順番待ちの状態」 と言ったらしい。 何でもそうやけど、順番待ちをしていても、結局は自分の番は回ってくる。 今がその時なんじゃないんやろうか? ほな、また お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.01.13 23:02:16
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