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テーマ:サッカーあれこれ(19788)
カテゴリ:Liga Espanola
バレンシア所属のアルゼンチン代表DFアジャラが、今シーズン終了後ビジャレアルに移籍することが決まったようだ。契約期間は3年で、今シーズンでバレンシアとの契約が切れるため移籍金は発生しない。
どうもスペインのサッカー界には連鎖反応的性質があるようで、毎シーズン移籍が噂されるFトーレス同様にアジャラもそうだった。今シーズンは特にそれが顕著であり、理由ははっきりしている。カルボーニSDの存在だ。 40歳を越えてもバレンシアで現役を続け、昨シーズン引退したカルボーニはそのままバレンシアのフロントに入った。そのカルボーニには天敵が2人おり、1人は監督のフローレスだ。昨シーズン、つまり現役最後のシーズンをカルボーニはフローレスの元で過ごしたが、全く出場機会を与えられなかった。しかし現在立場は逆転しカルボーニはフローレスを自在に操れる立場にある。気に入らなければクビにすることだった出来る。実際、後任監督の名前も数名挙がっており、フローレスからすれば気分のいいものではない。おそらくはカルボーニの個人的嫉妬心から生まれた確執が、立場の変化もあって後戻りできない状態まできており、クラブ自体の運命を左右するまでになってしまっている。 カルボーニの天敵のもう1人、それがアジャラである。 CBのアジャラと左SBだったカルボーニ、長きに渡りチームメイトだった仲であり、しかも同じDFラインをポジションとする2人である。どんな確執があるのかは知らないがいずれにせよ仲は悪い。おそらくフローレスの場合と同様、上から目線になったことでカルボーニが強気に出ているのだろう。アジャラもクラブとの交渉に嫌気が差し、代理人が公然とクラブを批判したのと前後して残留の可能性がなくなったという論調が大勢を占め、移籍先の噂も飛び交い始めていた。そして今回のビジャレアルへの移籍が決まった。 それにしてもバレンシアはカルボーニがSDになって歯車が狂い始めたように思う。 監督の要求する選手を獲得しようとせずSD好みの選手を監督に内緒で獲得したり、プライベートを仕事に持ち込むような愚かな行為を取ったり、主力選手に「お金がないから年俸は上げられない」と言いながら1人の選手を獲得するのに40億も使ったり、同じリーグのあるクラブから連鎖反応しているようだ。関係ないが今シーズンのバレンシアは怪我人が異常に多い。これも連鎖反応なのだろうか。 これだけの内紛や怪我人の多さがありながら現在の成績を残しているフローレスは賞賛されてしかるべきだが、1人の独裁者がいる以上それは無理な話だ。だからこそアジャラは引退までい続けたいと願ったクラブを去り、新たな道を歩む決断をしたのだと思う。そして次に独裁者の下を離れる人物は一体誰なのだろうとも思う。 そういえば1ヶ月前にもアメリカへ旅立つ選手がいたっけ? そういえばビジャレアルにも似たような境遇の選手がいたっけ? そういえばビジャレアルも怪我人が多くなかったっけ? ほな、また。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.02.08 01:19:14
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