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テーマ:サッカーあれこれ(19788)
カテゴリ:Liga Espanola
レアル・マドリーのニステルローイが手術を行い、今シーズンの復帰はほぼ絶望になったようだ。
今夏のロナウド獲得に集中するあまりに、攻撃陣の補強を疎かにしてしまった感もある戦略のツケがここにきて回ってきてしまったようである。さらには昨シーズンのリーグ優勝の功労者でもあるロビーニョを件の騒動によって放出したものだから、層はより一層薄くなったかもしれない。もちろんスカッドを見れば豪華な顔ぶれだ。だが似たようなタイプの選手が多い。翻ってニステルローイはニステルローイでしかない。タイプでいえばイグアインだろう。だがビッグクラブのスケジュールを考えれば、イグアイン1人では物足りない。加えて戦況を一変させる選手でもあるロッベンの故障の多さも悩みの種だ。昨シーズンはロビーニョがいた。だが今年はいない。 ユベントス戦の連敗、国王杯敗退、リーグ戦の不振。これらは決して偶然ではない。もちろんニステルローイやロッベンを含む怪我人の多さも一因ではあるだろう。だがどんなクラブのどんな選手であろうとも、長いシーズンにおいてコンディションを維持し続けることはできない。過密なスケジュールを余儀なくされるビッグクラブなら尚更だ。そのためにはいくら他クラブから非難されようが大金をはたいて選手を獲得するのが常套である。しかしフロントは1人のスターを追いかけるあまり全体を見ようとはしなかった。現状は必然の結果である。 ニステルローイの穴を巡って、周囲からは早くも1月の移籍の噂が飛び交っている。彼が手術を受けてからの1週間で見聞しただけでもアルシャビン、テベス、カベナギ、シェフチェンコと錚々たるメンバーであり、今後は彼ら以外にも多くの名前が挙がることは必至であるとともに、ある種狂騒曲的にこの話題は過熱していくことだろう。 現在、これらの騒動と同時にシュスターの去就も注目されている。結果が芳しくないのだから当然と言えば当然だが、フロントの失態を押し付けられている感も拭えない。何しろ不振の元凶はフロントにあるのだから。だからシュスターを早急に解任するとは思えない。ミヤトビッチSDが語っているように「冷静になってほしい。辛抱強く待ってほしい」のが本音であり、今後の好結果で喧騒が収まるのを期待したいところだろう。一方でこの状況が続けば、流れを変える方法はシュスター解任しかない。ただそれでは周囲の喧騒は今以上に大きくなる。 ミヤトビッチは自らの失態が自分に跳ね返ってくることを認識する必要がある。 ほな、また。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.11.18 19:36:37
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