テーマ:幸せの法則について(434)
カテゴリ:日々の雑感
今日のCNNニュースによると、
『ワシントン(CNN) 米連邦最高裁は30日夜、植物状態にあるフロリダ州の女性テリ・シャイボさん(41)の延命再開を求めて、両親が提出した緊急の訴えを却下した。訴えは、両親側が正式な上告書面を準備する間、テリさんへの栄養補給を緊急避難的に再開するよう、判断を仰いでいた。テリさんは夫マイケルさんの訴えに基づき州地裁が「尊厳死」を認めた18日以来、栄養補給を受けていない。 フロリダ、ジョージア、アラバマ各州から提出される緊急上告を担当するケネディー最高裁判事(レーガン政権指名)は、両親シンドラー夫妻からの訴えを却下した。 訴えの中でシンドラー夫妻の弁護士は、栄養補給チューブを外したことは「憲法が保護するテリ・シャイボの生存権をはく奪するもので、違憲」だと訴えていた。 連邦最高裁は過去に5回、シャイボさんについて両親の訴えを却下し、関与しない姿勢を貫いている。』 とあります。 この状態を見て私にはどうしても理解し難いのが、ご両親が自分の実の娘が生き続けること望んでいる状態なのに、司法がそれを退けてなおかつ、生命の維持に必要な水分や栄養補給を止めることを強要するものであることです。 生かすのでなく、殺すことを司法がそれを望まない実のご両親に突きつける・・ これは、尊厳死の問題とは別の意味でも不可解でどうしても理解できません。 身内が尊厳死を望むのに司法がそれを許さないというのなら、まだわかるのですが、これはどういう解釈からこうなるのか、法律に詳しい方がいらっしゃったら是非ご意見を伺いたいくらいです。 また、審議中にもかかわらず、一度栄養補給を絶った状態のまま2週間もの間、暫定的に栄養補給を続けることすら許可しないということが果たして人間としてゆるされることなのか、深い疑問を持ちました。 倫理の問題から、司法とは何なのかということにまで疑問は深まるばかりです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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