テーマ:幸せの法則について(434)
カテゴリ:爽やかなそよ風
日曜日に会場を借りて生徒達の暗誦発表会をやりました。
夏の終わりに計画し、9月から少しずつ練習を取り入れながら積み重ねてきました。 100人以上の人前に立つと生徒達も緊張するようで、 いつもの元気はどこへ行ったのかな?・・・という子もいれば、 ここぞとばかりいつもの数倍もエネルギーを出せる子もいます。 教室という場所もひとつの社会であり、社会の縮図であることを感じることもあります。 発表会をやると、それぞれの生徒の性格がより明確に現れるもので、 なんだか写真のアルバムをめくっていくかのようにそれぞれの『らしさ』をみせてくれます。 同時に、『伝える』ということの本質を見ることができます。 『思い入れ』の強さは 語気(言葉の強弱や勢いなど)、ジェスチャー、目線、タイミングや『間』の取り方など の工夫をすることでより強められます。 『演技』というような分野とは、また少し違うのですが、 『思い入れをエネルギーに換えて聞き手に向けて『気』を送り込む』というような感じ・・・・だと思うのですが、そうしたエネルギーの波動を伝えようとする思いを持った生徒の発表は、聴衆のこころにも何がしかの『感動』を与えることができます。 聴衆の反応は拍手の勢いで客観的に伝わってきます。 つまり、『作用、反作用』の関係が短時間の間に生まれていることが判ります。 やり終えた生徒達にしても、 『手応え』を感じてそれを自信に変え、これからも頑張っていこうとする生徒。 思いを全て果たすことはできなかったけれども、大きな『ヒント』を得ることのできた生徒。 中には、恥ずかしがり屋さんで、自分の持っているものを、より小さくしか表現できない子もいます。 特に、恥ずかしがり屋さんの場合、なかなか自分の殻を脱ぎ捨てて『一皮むける』ということをしたがらないのは世間広しと言えども、共通した部分ですよね。 しかし、そんな子でさえ、彼らなりの努力をしていることがわかるんですよ。 実は、私の喜びの中でも、こうした恥ずかしがり屋さんたちの『彼らなりの努力』を 感じたときの喜びには格別な物があります。 性格というものは、良くも悪くも表裏一体の両面を持っていますね。 恥ずかしがり屋さんは、自分が外からの攻撃に弱いことを本能的に知っているかのように、自分の持っているものを表に出すことを『警戒』します。 その一方で、自分を表に出すことのできる人に対する一種の憧れのような物も持っているのです。 だから、『もっと表現できたらいいな』という気持ちは、むしろ強く持っているはずです。 そうなんです。 だから、恥ずかしがり屋さんは彼らなりの『プチ』努力をしているはずです。 それを見届けて上げられる懐の深さをもって、彼らなりの努力に対して大いに褒め称えてあげると、彼らは必ずといっていいほど『苦笑い』をします。 だって『恥ずかしがり屋さん』ですから。 でもね、その『苦笑い』が実は、『明るい笑顔』なんだということも ちゃんと判っていますよ。 みんな、よく頑張ったね!! ブログ仲間のワンクリックに感謝! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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