ラウンジプレイヤーの日常

今に始まったことではないのですが、気がつくと音楽の聴き方って
昔とは大きく変わったなぁと思う。きっといろんな音源がわりと
簡単に手に入れられる環境になったせいで、情報を処理しきれて
いないのでしょう。とりあえず欲しいものは沢山あって、欲しい！
と思ったものから順に手に入れていくんだけど、なかなかじっくり
聴く時間がない。。。

学生の頃はたいしてお金もないしネットを介して音源ファイルを
聴くという文化もまだ確立されていなかったので、１つ手に入れた
音源をしつこく聴き込むのが当たり前だった。レンタルした音源は
カセットテープにダビングしていたけど、それらもホント擦り切れる
ほど聴いた。歌モノだったらだいたい歌詞なんて見なくても歌える
ようになってるぐらい聴いた。それが普通だった。
あと、時間的にもやっぱり若いときの方が暇だったというのも
あるんだろうな。

今はというと、よっぽどコピーしなきゃいけないとかそういう
理由がなければ、何かをやりながら流し聴きをすることが圧倒的に
多い。｢曲を聴くために曲を聴く」という時間は減ったなぁ。
そこまで惹きつけられる音楽が減った…とも言えるのかもしれない。
しかしそれも決して魅力のある音楽が無いと言いたいわけではなく、
いろんな音楽に出会っていく中で、いろんなタイプの｢刺激｣に
慣らされてしまったのだと思う。
ちょっと切ない気もする。。。

でも最近、流し聴きもまぁ悪くはないかなと思うようになってきた。
流して聴くなりにもやっぱり自分の中で気に入るものと気に入らない
ものがしっかり判別されるのだなぁ。。。ということに気づき、
今はその感覚がなんだかちょっと面白い。
音楽を聴くという行為は、イコール自分を知るということなのだなぁと
つくづく思う。
自分がどんな音楽が好きでどんな音楽は好きになれないのか。それは
実際聴いてみるまでは自分でもわからない。それってなんだかよくよく
考えてみると、すごく不思議。

…と、今日は日記を書くつもりはなかったのに、ここ最近の流し聴きで
ヘビーローテーションのPain Of Salvation「The Perfect Element I」
を掛けながら、なんとなく書いてしまいました。
こんなプログレメタル的なものを好んで聴くなんてかなり久々。
きっと陰鬱な空気感がツボにハマったのでしょう。
あとは、ピンクフロイドの｢対｣もお気に入り。名作です！！ギルモアの
ギター素晴らしい！！！･･･流し聴きしかしてないのに、ここまで
言い切れるのだから、きっと相当良いのでしょう。(笑)
ピンクフロイド、昔はいまいちピンとこなかったのですが、今改めて
聴いたら大きく評価が変わりそうな予感。

しかし、、、いずれのアルバムも「なぜに今更？？？」というラインナップ
ですな･･･。(^ ^;
（どちらも彼氏に借りたものなのですが）
一応、聴きたくなった理由はあるのですが、面倒なので省略。。。