ラウンジプレイヤーの日常

先週のピアノレッスン(小中学生のみ教えてる教室)でのこと。
小学１年の頃からずっと教え続けてて、現在中２の女の子。
ここ１年ぐらいは｢クラシックの有名な曲がやりたい」という
本人の希望により、そういう感じのものを多くやってきました。
最近だと｢乙女の祈り｣とか｢花の歌」とか、そのあたり。
今は｢婚礼の合唱｣がもうすぐで仕上がりそうかな～というところ。

今やってる曲が間もなく合格しそうだったので、先々週のレッスンの
ときに｢もし次にやりたい曲がありそうだったら考えといて」と
言っておきました。そして先週のレッスンで｢何かある？」と
訊いてみたわけです。

するとその子、ひっじょーにモジモジした遠慮がちな様子で
言いました。
「あの……ちょっとジャズをやってみたくて…」と。

予想外のことにかなりビックリ。あまりそういうものに興味を
持ちそうな感じの子じゃなかったから。

どうやら話によると、学校の友達がジャズを弾いてるのを聴いて、
それがとてもカッコよくて衝撃を受けたらしく、自分もやって
みたくなったようです。
なるほど、こんなきっかけでジャズに出逢うこともあるんだーと
思いました。
私は中学生の頃なんかはジャズなんて全く興味がありませんでしたが、
それでもやっぱり身近な友達にカッコよく弾かれちゃったら
やりたくなったかもしれないなぁなんて思いました。

なんにしても、こうやって自分の教えてる生徒が自分なりに
音楽の世界を広げていってる様子を垣間見ることが出来ると、
ものすごく嬉しく感じます。

とりあえずこの子は、本格的にジャズを勉強したいというよりは
まずはそのお友達が弾いてたようなジャズっぽい曲をやってみたい
というような感じだったので、手持ちの初心者向けのジャズスコアから
良さそうなものを探しているところです。
いくつか候補を持っていってその中から選んでもらおうと思います。
実際やってみると思ったより大変だと思う部分も出てくると
思うんですが、せっかく新しいことにチャレンジするわけなので
ぜひ頑張って欲しいなと思います。私も上手にサポートして
あげなくちゃなと思います。