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テーマ:バンドマンの語り場(1286)
カテゴリ:音楽
昨日は弾き語りのお仕事がありました。午前と午後の2ステージを
こなした後に自宅に戻り2名のレッスン。その後はラウンジで また4ステージ…と、昨日は久々に朝から晩までずっと仕事という 多忙な1日でした。仕事の内容だけ考えるとめちゃくちゃハードって わけでもなかった気もしますが、車での移動が多かったので 余計疲れましたね。。。夜のラウンジの仕事の時には、後半に 差し掛かる頃にはちょっと油断すると楽譜を見失いそうになる 瞬間が何度かあったので、あぁやっぱり相当疲れてるんだなぁ…と 思いながらなんとかこなしました。(^ ^;; さて、この日の昼の方の演奏のお仕事。確実に雨が降るだろうと 関係者の誰もが思っていたのですが、結局は曇りのままなんとか 持ちこたえてくれて、予定通り屋外で演奏することが出来ました。 初めてパーカッション奏者とデュオでやりましたが、デュオにして 大正解。リハなしでぶっつけ本番でしたが、ちゃんとセンス良く 合わせてやってくれたし、すごく気持ちよかったです。 正直今回の仕事は、シチュエーションを考えると、どうも 私一人だけで弾き語りをして、ちゃんと依頼主側の期待に 沿うものが出来るのか?という部分でかなり不安を覚え、まぁ それ故にパーカッションの人に入ってもらったわけですが、 実際やってみて、やっぱり今回は私一人だったら多分持たなかった だろうなぁ~と思いました。心からこの人に頼んでよかったぁ~と 思いました。こういう知り合いが近くにいてくれてラッキーでした。 スタッフ側からの反応はとても良く、秋にまた別のイベントでの 演奏を依頼されたので、それはすごく嬉しかったのですが、 そのあと凹まされることが。。。 午後のステージの方では、私の両親&兄嫁がわざわざ見に来てくれたのですが、 帰宅後母親に感想を聞いたら「選曲ミスだったんじゃない?」とかなり 酷評されてしまいました。。。ヽ( ´~`)丿 ちなみにその時演奏したのは「Let It Be」「Lovin'You」「My favorite things」「You've Got A Friend」「Tears In Heaven」「Boulevard Of A Broken Dreams(グリーンデイ)」「Time After Time(シンディー・ローパーの方)」 でした。 母親的には知らない曲が多くてあまり楽しめなかったらしい。。。 う、、、グリーンデイはともかく、その他の選曲は自分的にはかな~り 敷居を低くしたつもりだったのですが。。。 そして依頼主からの選曲についての希望は「主に20~30代の女性を ターゲットに、オシャレでスタイリッシュなイメージの曲を」という ことだったので、そのへんも考慮しながら曲を決めました。 ちなみに午前のステージでは、ノラ・ジョーンズ・ビリージョエル・ カーペンターズ、あ、あとはエクストリームの「More Than Words」なんかも やりました。 曲によってはパーカッションが絡みやすいように、ラテンチックな アレンジに変えたりしました。 まぁうちの母は50代後半なので、その母が喜ぶような選曲にしたら 今度は逆にもっと若い世代の人にとってわかりにくいものになって しまうのでは…?という気もしますが、それでも実際聴いてくれた人に 直接「つまらんかった」と言われると、やはり凹みます。(^ ^;; 一人がつまらなかったということは、潜在的に同じようにつまらなかった と思ってた人が沢山いたのでは…?と考えてしまいますし。。。 「ゴキブリを1匹見つけたら、30匹いると思え」という言葉をなんとなく 思い出してしまいました。(苦笑) こういう、どんな客層が来てくれるのかあまり予想がつかない場で 演奏する場合の選曲の難しさを改めて実感しました。 自分が客として誰かのライブを見てたりする時でも「その曲やれば みんな喜ぶと思ってんの?ちょっと客をバカにしてない?」と思うことも ある一方、その曲で実際喜んでるお客さんもいるかもしれないわけで。 また、こちらがどんなに敷居を下げたつもりでも、例えばJ-POPしか 聴かないようなお客さんだったら、ビートルズやカーペンターズや なんかでもピンとこないという状況だって十分あり得るわけで。 「じゃぁ、とりあえず1曲ぐらい日本語の曲も入れてみようか?」と やってみたとしても、その1曲がツボにはまるお客さんがそこにいる確率 ってどれぐらいなもんなの??みたいな。。 そして、いろいろ気を遣いすぎてあまり散漫な選曲になると、今度は 逆に「この人何がやりたい人なの?」なんて思われかねなかったり。。(^ ^; どのへんで折り合いをつけていけばいいのか。。。これはなかなか 難しいテーマだと思います。 というか、曲そのものでしかお客さんを惹きつけることが出来ないうちは まだまだ…ということなのかもしれませんね。。。 良い歌い手さんというのは、知らない曲でもその曲の良さを伝える歌い方が 出来るものなのだとも思いますし。 まだまだ私は足りないものだらけなのだなぁ~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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