カテゴリ:小説すばる2013年
小説すばる 2013年7月号
緋の天空 第一回 葉室麟 奈良の都を駆ける、若き日の光明皇后。その背後には、不穏な陰が・・・。 歴史小説の名手による、待望の新連載スタート! (小説すばるより転載) 出来たばかりの奈良の平城京を舞台にした新連載。 光明皇后の娘時代、安宿媛(あすかべひめ)の話。 安宿媛は父・藤原不比等と母・県犬養三千代の間に生まれた「お嬢」ですね。 藤原不比等は「大化の改新」で有名な藤原鎌足の次男です。 彼を筆頭に有名、無名の人物が怒濤のように出てくるので、 もう誰が誰やら・・・・(泣)。 時代的には板東眞砂子さんの小説「朱鳥の陵」の後くらいの話になりますかね。 物語は安宿媛(あすかべひめ)が屋敷を抜け出して、市を見に行く場面から始まります。 そこへ行く途中で声をかけられた安宿媛。声をかけたのは膳夫(かしわで)。 膳夫は長屋王の長男。長屋王は天武天皇の長子・高市皇子(たけちのみこ)の子供。 膳夫と短い時間を過ごした後、屋敷に帰る安宿媛。 母の県犬養三千代に諭される安宿媛。隣に住む首皇子を助けなさい、と言う。 どうやら藤原不比等と長屋王との権力争いがあるようです。 これだけ身分の高い家に生まれると、否応なしに権力争いに巻き込まれますよね。 とても楽しい連載になりそうですが、とにかく人物関係の把握が大変そう。 人物相関図を作らないと話が分からなくなりそうです・・・・。 【送料無料】小説すばる 2013年 07月号 [雑誌] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年01月26日 09時04分46秒
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