カテゴリ:小説すばる2016年
小説すばる 2016年2月号
やめるときも、すこやかなるときも 第二回 窪 美澄 このまま誰にも選ばれず、一人老いていくのか。 そう考えてふと思う。なぜ、男の人から選ばれることを 待ってるんだろ。私が選んだっていいはずなのに。 (小説すばるより転載) 前回は家具職人・須藤壱晴の視点で物語が綴られていましたが、 今回は本橋桜子の視点で語られます。 友人の結婚バーティで知り合った二人。 結婚する気のない須藤壱晴と反対に、 結婚したくて仕方の無い本橋桜子。 実家で暮らしていますが、妹は「授かり婚」で子供が居て、 実家に遊びに来る。両親は孫にメロメロ。 父親は口うるさい上に、すぐに手が出るタイプ。 こんな実家での生活はストレスが溜まりますねえ・・・。 仕事もキツイし、恋人も居ない。 そんな本橋桜子の前に現れた須藤壱晴と・・・・。 謎の男である須藤と違って分かりやすい本橋桜子。 結婚したくても出来ない女性。 本橋桜子のカワイソウな状況に同情してしまいました。 妹のちゃっかり度にも呆れてしまいます(笑) 前回と視点が変わっていてとても楽しめました。 本橋桜子の野望は達成できるんでしょうか? 先が楽しみ~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年01月27日 22時53分13秒
[小説すばる2016年] カテゴリの最新記事
|
|