カテゴリ:小説すばる2016年
小説すばる 2016年3月号
太陽にふれる月 第二回 大村友貴美 大金の入ったボストンバッグを思わず持ち帰ってしまった観月。 このことは誰にも言えない。家族にも、警察にも・・・。 (小説すばるより転載) 犯行を犯した朋美の「彼」の名前は、 巧みな語り口で明かされていません。 ボストンバッグを奪った樋口観月にも、 読んでいる私達にも分からない名前・・・。 アイラ・レヴィンの「死の接吻」っぽい感じになってきました。 不気味に迫ってくる「彼」。 コンビニのアルバイト仲間・山下和恵にまで手が伸びてくるとは! 怖いですね・・・。 一方、樋口美月の夫・直紀は相変わらず働かす、 ヒモのようになったまま。 夜のバイトまで斡旋するようになって、 ヒモ度が益々高くなってきています。 読んでいてホント腹立ちますね、この男。 言っていることが妙に正しく思えてしまうから、 滅茶苦茶憎たらしいです。 樋口美月はどうするのか? 次回大注目ですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年03月11日 00時17分49秒
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