カテゴリ:何とも言えない話
黒 です。
今日も、楽しく若い子をからかおうと企んでいました。 今日の仕事先は、経営者ご夫婦とその若い息子さん、そして、若い従業員が二人という職場環境でございます・・・ 仕事が一通り片付いた後、みんなでお茶を飲みながらミーティングして、おしまいというのがこの仕事先でのいつもの終わり方です。 私は、この場にあるものを持ち込んでいました。 それは・・・ 一個だけ、当たりというか、ハズレというか、とんがらしがいっぱい入っていると言う6個入りのチョコレートでした!チョコレート自体は至極まともなもので、しかも、結構有名なメーカーのものです。 人呼んで、パーティーチョコ! 私は、宝くじも当たらなければ、その辺のくじ引きでもポケットティッシュ程度しかもらったことが無いと言う、筋金入りの「ハズレくじ」引き人間です。 神社のおみくじでも、中吉という名目の、中身は大凶と言えなくも無い悲惨な内容しか引くことがありません。それほど、くじ運が全くない。 ですので、「何分の1の確立を引き当てる」という事では自身は当たる事は全く無いので自分だけは無事であると言う事を前提条件にして、こういう遊びに興じられるのです。 箱は二箱ありました。 趣旨を説明すると、若い子達は楽しそうに、載ってきます!こうでなくては! ちょうど人数分なので、一斉にチョコを手に取り食べてみます。 ・・・私は自慢じゃあ無いですが、職業柄、結構目端が利きます。 しかも、かなり視力も良いので、チョコの形状を瞬時つぶさに観察し、少しの異常も見落としません。 ・・・よく見ると、1つだけ微妙に歪っぽく見えるチョコがある。 当然、私は最も先にまともそうなチョコを手に取ります。 歪チョコは、若社長の手に・・・ へへへ。 私は、チョコを口に放り込むとじーっと若社長を観察していました。 「うん、大丈夫~!」 と、みんな口々に嬉しそうに言います。 「このチョコ、美味しいですね~。」 なんて、のんきに頬張っています。まあ、結構良いチョコだからね。 ・・・私を除いて! どうしたことか、あんなに当たりを引かないアタシに当たりが来たのです! 中身はタバスコペーストの様なもの!滅茶苦茶辛い! 「・・・黒 さん?どうしたの?」 私は、一回戦で敗北を喫したのです。 ・・・こういうものは、若者達が当たるべきだ! このままでは悔しいので、二回戦に突入です! 今度は、わさび味。 先ほどの失敗に学び、今度は歪っぽいものを選びます。 しかし! あろう事か、また、「当たり!」 ・・・こんなのに当たらなくて良いから、宝くじに当たりたいのにどういう事なんだ? 2連続コンボで大ハズレに当たる私を見て、喜ぶみんな! ・・・人情紙切れのごとし、とは、この事である。 仕掛けが私に全部来てどうすんだよ! その仕事先からの帰り。 車に乗り込もうとしていた私に従業員の若い子が一人駆け寄る。 「せんせ!(←彼女は私をこう呼ぶ)待って!!」 何かな?と思って振り返ると、彼女は赤いキャップの小瓶を持って走ってくる。 まごう事なきその品は、「食卓塩」! 一端車から降りて、彼女と向き合うと、迷うことなく彼女はゆで卵に塩をかけるかの様に、 私にパッパとビンから塩を振りかける。 ・・・??? 一通り塩をかけて満足した彼女は私ににっこりこういった。 「あまりにせんせ、当たりすぎです!良くない事が続いたらばあちゃんがこうしろって・・・厄除けになるからって。」 ・・・そりゃ、あんた、葬式とかじゃないのかい? と、突っ込みたくもなったけど、彼女の気持ちが嬉しく、次回のからかいネタが帰りの車でどんどん湧いてきてしまったのであった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年12月07日 16時59分42秒
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