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隠者の遠近見聞回想録

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2011/06/10
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カテゴリ:カテゴリ未分類

 
グーグルアースでクルクルまわる青い地球を飽きずに眺めていたが、
 
ふと、思う。
 
 
 
つくづくと、この人間=人類というのはヤッカイなものだと思いいたる。
 
 
もう遠い昔にかつて読んだことのある、
 
民俗学者であり文明学者でもあった梅棹忠雄氏の著作の一文を思い出す。
 
 
 
「人間はおのれの存在基盤を掘り崩しながら文明を築きあげてきた」 
 
 
この一文を読んだ当時はなんのことだか分からなかった。
 
意味不明ではあったが不思議と鮮明に記憶しつづけてきた。
 
 
 
ようやく腑に落ちた気がする。
 
 
 
文明の発達というのは、つまり、人間の存在基盤を掘り崩していく過程である。
 
 
 
311の東日本大震災を経験して以降、
 
自分自身のなかでのなにかの崩れを意識している。
 
 
 
その自分自身のなかで崩れていくものは、
 
人間=人類の存在基盤そのものではないかと思い当たる。
 
 
 
過去、人間は幾度も文明の発達の極みを経験しては滅亡し、
 
滅亡しては復活してきたの繰り返しであったに違いないと確信できる。 
 
 
 
科学技術の発達や新しい技術等の発明発見というのは、
 
実は、過去の成功体験の記憶を取り戻しているにすぎないにちがいない。
 
 
 
原子力発電などという便利だがとんでもなく物騒なしろものなどがいい例だ。
 
 
人間の業の深さというもの・・・。
 
 
便利快適の極みを尽くしては滅亡する。
 
滅亡しては復活して、また、同じ経過をたどる。
 
 
 
人間というのは、黙っていても、余計なことを考え出してしまう。
 
 
そして、それを、とことん追究しなくては気がすまない生き物だ。
 
 
それが、あるいは、
 
人間そのものを滅亡させてしまうかも知れないと分かっていても、
 
誰もストップをかけられないというヤッカイさ・・・・・・・。 
 
 
 
 
クルクルまわる青い地球を眺めていると、
 
地球そのものは、人間の存在など、実は、少しも斟酌しないのだと分かる。 
 
 
 
人間は自分勝手にやりたい放題をやっているにすぎない。
 
 
まったく、ヤッカイな生き物だ。 
 
 





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最終更新日  2011/06/11 11:26:04 AM
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