マーキングは犬の習性だ！生きている証だ！　しつけで止めさせるのは動物虐待だ！

2010.10.20

マーキングは犬の習性だ！生きている証だ！　しつけで止めさせるのは動物虐待だ！

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カテゴリ：犬

　マーキングは動物の習性だ。自分のテリトリーを主張し、守り、生き延びるための基本的な行動だ。
人も含め、すべての生き物は大なり小なり縄張り意識を持っている。生存競争に勝ち抜くための闘争心の表れだ。

　犬は生理的な排尿とは別に、自分の縄張りを示すために、少量づつ、あちこちに放尿をする。臭い付けだ。真偽のほどは定かでないが、犬はその臭いで、雄雌の区別だけでなく、大きい犬か、小さな犬かも判別できるようだ。
　愛犬のパロが他の犬がマーキングした所をしばらく嗅ぐことがある。興味津々のようだ。それとも、判別が難しく、何回も嗅いでいるのだろうか。いづれにしろ、犬同士のコミニュケーション手段の一つであることは確かだ。

　人は散歩中に景色などを見て楽しんでいるが、犬は他の犬のマーキングの臭いを嗅いで楽しんでいることを理解したほうが良い。汚いなどと思い、嗅ぐのを無理やり止めさせないほうが良い。嗅ぐ楽しみを奪うことになる。犬にとっては散歩の楽しみが半減することになる。ストレスの発散も減ることになる。

　犬の訓練士の中には、犬のマーキングを止めさせるしつけを売り物にしている人もいるようだ。犬にとっては理不尽なきびしい訓練調教だろう。つまり、犬の習性を否定したしつけだ。

　犬は元来、綺麗好きな生き物だから、幼犬時にしつけなくても屋外で排尿をするようになる。愛犬のパロは生後１０ヶ月ほどで戸外でするようになった。気長に待った。
　
　猿は生涯、排尿のしつけはできないようだ。猿は元来、木の上が住みかなので、何処で糞尿をしても住みかが汚れることがない。つまり、猿は何処でも糞尿をするのが習性だ。
換言すると、猿に所定の場所で糞尿をするようにしつけることは習性を否定した動物虐待だ。

　動物愛護法は「愛玩動物の習性を生かした飼い方」を明記してある。
犬の習性を無視したしつけは動物愛護法違反の犯罪だ。そのことをわかってない犬の訓練士がいると言うことだ。
　犬だけでなく、すべての愛玩動物はその習性を生かした飼い方をするのが正しい飼い方だ。
人も含め、動物の習性は何万年の時を経て積み重ねられた性質性格だ。ＤＮＡの遺伝子として体全体に刻み込まれいる。それを訓練で変更しようとすることは自然の摂理への反逆だ。人の都合だけが重視されている。

　犬のトイレシーツメーカーはその商品をできるだけ沢山売って儲けようと、犬の習性を無視した宣伝広告をしている。つまり、犬は屋内のトイレシーツで糞尿をさせるようにしつけるべきだと国民を洗脳しようと企んでいる。
金儲けの亡者になり下がった傲慢横柄な会社の実例を関連随想Ｎｏ１に詳述してある。悪質な商法だ。そのような会社の商品はすべて買わないほうが良い。

　愛犬のパロは糞尿は戸外でするのが普通だ。雄なので、当然、マーキングも頻繁にする。ペットボトルで水を持ち歩き、マーキングあとに水をかけるような愚行はしてない。偽善だと思っている。詳細は関連随想Ｎｏ２にある。

　なお、パロはトイレシーツは全く使用してない。飼い主もパロも、雨や雪で戸外に出たくない時は、パロは風呂場のタイルの上で用を足す。糞はトイレに流し、尿は水を流せばよいので、清潔で、経済的だ。余分なトイレシーツを使わないので、省資源にもなり、地球環境保護にもつながる。良いことづくめだ。詳細は次の随想にある。

犬の糞尿は屋内では浴室の風呂場が最適だ！　トイレシーツのゴミも臭いもなくなる！