あらかじめやっておける追肥の施し方。
あらかじめやっておける追肥の施し方。前回の溝肥は、手間のかかる追肥作業をあらかじめ緩和させるために作物の畝をこしらえる前後に行なう栽培上の工夫でした。図にするとこんなかんじ。のの そして今回ですが・・・作物が植えられたあと、労働力に余裕があるときに、あらかじめおこなっておける追肥のご紹介です。植えつけらた作物が、ある程度おおきくなったときに実施します。図にするとこんなかんじ。のの このやり方は、“穴を掘って・そこに肥料をいれる” という作業の動作から、 穴肥〔あなごえ〕 と、よばれていますよ。たとえばハウス栽培などにおいての施し方を説明すると 作物のうえられた畝の肩の部分に穴をあける ↓ その穴に肥料をいれて、土を被せる ↓ 畝に植えられた作物の間で、この動作を繰り返していくといったかんじになります。この追肥の動作をわかり易く図示するとのの と、こんなかんじになります。労働力に余裕があるときに、こうやって穴肥を施しておくと、肥料が欲しいときには 作物が自主的に肥料分を吸収して活用してくれるというわけです。いじょう、今回は、溝肥とおなじように昔からおこなわれている穴肥のご紹介でした。穴をあける道具のはなしについては 次回に。 溝肥や穴肥をほどこして、 より効果があらわれるのは、長期に わたって果実を収穫する作型になります。 たとえば半年以上栽培することが多い作型のハウストマト栽培や ハウスピーマン栽培などでは、安定した肥料効果を発揮しますよ。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」