「芯どまり」に注意してトマトを育てていきます。
「芯どまり」に注意してトマトを育てます。G2月はじめの管理編として再掲載です。 ↓『芯どまり」に注意してトマトを育てていきます。』継続してご紹介している丸トマトですが、果実が本格的に収穫され始める直前の状態になってまいりました。この時点での生育の理想は、 体づくりをしながら、花も確実に結実させていくということになります。いちばん気をつけねばならないのは、草勢が極端に落ちてしまうという、いわゆる「芯止まり」の状態におちいってしまうことです。なんといっても、現時点でのハウスの外は真冬という厳しい状態ですから、生育が停滞してしまわないように、元気に育てていきます。ただし元気に育てるとはいっても、草勢が強すぎて花がつかなくなっては困るので・・・・そのあたりの栄養生長と生殖成長の間のバランスをとりながら育てていかねばならないという、ある意味栽培者にとっての腕の見せどころ的な時期となります。そこで下の映像ですが・・・これが すこしばかり元気すぎて、一部結実しなかった花のある ようすとなります。 同じく こちら↓ は 結実しなかった花のある三段目の花房 。 そして、こちら↓ が 第一花房の花房 となります。 このような 花房のなかの一部の花が結実しない程度であるなら、さほど心配はないのですが、 花房の花全部が結実しないほどに草勢が強くなってしまったなどといった場合には、さすがに草勢を抑える対策が必要になります。このような場合の対策の例としては、たとえば トマトに、苦土やマグネシウム・微量要素を供するという方法がありますよ。効き過ぎているチッソを、苦土やマグネシウム、そして微量要素などの ミネラル分を与えることで、一時的に押さえる というわけです。葉面散布であれば一週間に2回ほど施用すると、栄養成長に傾いている樹が落ち着いてまいりますよ。そんな場面におちいったときには、よろしかったらお試しくださいね〔多木化学のアクセル2号を 私は使用しております〕。ということで今回は、 元気よく育てておいて、お花が咲いたり結実したりする時期に 一時的に草勢を生殖成長に傾ける手助けをすることが、作物を 上手に栽培するコツだというおはなしでした。ちなみに、このハウス内では、1・2・3段目の一部に結実しない花が見られた時点で、上記の葉面散布を実施されたのですが・・・その後の4・5・6段の様子が、こちら ↓ となります。ののののののののののののののの 良い花が付き、花のとまる確率がいちだん高くなりました。 まずは、作物の生育をじっくり観察すること。そのうえで 自分 なりに 小面積から試して、ちがいを確認して対策していく。 ・・・これが栽培の醍醐味でもあります♪ 「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」