韓国ドラマ「カイロス」を見た。
過去の人物と未来の人物が通信でき、それにより未来が変わるという設定は映画「イルマーレ」(2年差での手紙のやりとり)やドラマ「シグナル」でもみられ、また、何度も未来が変化し、変化する前の記憶はかすかに残るという設定はドラマ「ナイン」でもみられる。「カイロス」は限られた1分間だけ、コンビニでアルバイトをする女性と大手建設会社の最年少理事の男性との携帯がつながるという設定で、最年少理事の方は1月後の時間においてである。理事は愛嬢が誘拐され殺害されるという悲運にみまわれ、それを防ぐために1月前の女性に事件を防ぐように懇願する。そこから物語は二転三転して、未来を変えるたびに、殺人犯になったり、殺人被害者になったり、主人公らの運命は二転三転する。
しだいに明らかになっていく二人の関係と携帯の通じる時間の意味。背景となっているのは実際に起きたデパートの崩落事故と何日も閉じ込められていた後、救出されたという人のエピソードだ。時間差通話そのものは荒唐無稽なのだが、ストーリーはよくできており、主人公女性の役柄も好感度が高くおすすめのドラマである。
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