往年の二枚目俳優の映像
YouTube動画で往年の二枚目俳優の若いころの映像を集めたものがある。長谷川一夫とか三船敏郎などだが、こうした風貌をみていると今ならはたして人気を集めたのだろうかと思う。男性的でごつい印象の顔立ちは悪役以外にはあまり見られなくなっているし、眉が濃く全体に彫の深い顔立ちも、暑苦しくむさい印象をあたえる。今はジャニーズや少女漫画の影響もあるのかもしれないが、中性的な風貌が好まれるし、あまり彫の深くないタイプの方が爽やかだとして人気がある。いわゆる塩顔イケメンというタイプである。男女ともに美男美女の要件として整った顔立ちが好まれるのは時代を超えているのだろうけど、その中で、どういうタイプが人気を集めるかというのは時代によって違う。そういえば、美男については男前というのがほぼ死語になり、イケメンという言葉が全盛になったのも時代の好みと関係あるのかもしれない。以上述べたようなことは、少し前と今とを比較しただけの話で、はるか昔になるとまた違う。絶世の美男子といえば光源氏なのだが、これについては「女にして見奉らまほし」つまり解釈はいろいろあるようだが、女にして見てみたいという表現があり、また、手が黒い数珠に映えているというくらいに色が白いという描写もあるので、中性的な美貌だったと想像される。かつてな想像なのだが、戦争が続く時代には男性的な容姿が好まれ、平和な時代には中性的なタイプに人気が集まるのかもしれない。