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テーマ:ニュース(99709)
カテゴリ:事件・犯罪
那須町で発見された夫婦遺体殺人事件の関係で元俳優の若者が逮捕されたという。最初20歳で元俳優と聞いた時、自称俳優の誤りではないかと思った。演劇はプロとアマの境界の曖昧な世界で、舞台に立ちながら生計のほとんどはアルバイトでまかなっているという人も珍しくない。しかし、この容疑者は、そうした自称俳優ではなく、正真正銘の元俳優の有名子役だったと知ってびっくりした。 知人にも子供の頃劇団に入っていたという人がいた。子供に積極性や対人関係能力を身に着けさせるために劇団に入れるというのは多いという。別に劇団に入れる親が皆が皆我が子の芸能界入りを願っているわけではない。そうした劇団の子供たちの中でも、ドラマや舞台に起用される子は頭のよい子が多いのではないか。台詞を覚え、大人の指示を的確に理解できる子といってもよい。だから意外に、劇団にいて多少舞台やドラマにでていたような子供の中には、その後、普通の社会人として成功している人は多いのではないかと思う。子供の頃劇団にいたという知人も世間的にはエリートに分類される人生を歩んでいた。 それだけに、元子役という人が犯罪集団にいたという報道には、いったいどういう経緯でこうした集団にかかわることになったのか不思議でならない。知名度のある芸能人やスポーツ選手にはうさんくさい有象無象がよってくることはよくあることなのかもしれないが、子役時代の映像をみるかぎりは頭の良いしっかりした子という印象しかない。売れっ子子役でもその後の人生は様々で、中には子連れ狼の大五郎役のように犯罪者になった例もある。しかし、これは相当の年月がたってからの話で、今回のように20歳というのはあまりにも若すぎる。普通なら人生本番にも達しない年齢なので、まだまだやり直せるとは思うのだが…。 なお、この元子役が出演した大河ドラマは今も配信中でそのゆくえを気にする人も多いらしい。しかし、出演者の中に犯罪者がいたからといって、すべてお蔵入りさせるようなことはやめた方がよいのではないか。その昔、テレビアニメの黎明期に「鉄腕アトム」と人気を二分した作品に「エイトマン」があった。ところが原作を描いていた漫画家が銃刀法違反で逮捕され、さらに主題歌を歌っていた歌手がその後殺人事件を起こしたために、今ではアニメそのものを見ることができない。正義の味方を主人公にしたアニメなのに、ここまで不運なのも珍しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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