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カテゴリ:ドラマ
韓国ドラマ「金持ちの息子」をみている。類型としてはホームドラマで自営業を営む父のいるヒロイン一家とそこに間借りしている一家、そして主人公の家の三つの家族が舞台となっている。この主人公の家というのが謎だらけで、飲食店チェーンを営んでいるいわゆる「金持ち」なのだが、料理人で職人肌の父、気品のある美人の継母、そして経営に関与している継母の兄とその息子なのだが、父と継母は夫婦としてちぐはぐだし、継母には獄中経験があるらしい。いったいこの主人公の家の過去にはなにがあったのか…そんな興味でひっぱっていく。 そして最初は旅行作家になるなどといって海外旅行し放題のニート生活をしていた金持ちの息子の主人公が、父の死に続く逆境の中でどう成長していくかもドラマのみどころだろう。こうしたホームドラマでは、もののわかった父親というのがでてくるのだが、ヒロインの父がその役割を担っており、ヒロインや主人公に対する愛の鞭や教訓もよい。主人公とヒロインだけではなく、ヒロインの姉弟や間借りしている一家の兄妹など様々な恋愛が同時進行するあたり、「家門の栄光」にも似ているが、こちらの方はヒロインもそれほど完璧ではなく、主人公と一緒に成長していく。 ドラマでは軟弱に育った金持ちの息子が肉体労働をして変わっていくのだが、考えてみたら豊かな時代に生まれた世代というのは「金持ちの息子」のようなものかもしれない。登場人物を応援したくなるようなドラマで良作といえる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年06月25日 06時09分55秒
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