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テーマ:ニュース(99488)
カテゴリ:同窓会「赤い鳥」
「講談社児童文学新人賞」というのをご存知だろうか。?
その第三十一回児童文学新人賞の受賞者こそ我らが林多加志なのである。その授賞式での彼の晴れがましさは皆さんにも見せたかった。その受賞作は「ウソつきのススメ」という。 後に講談社から発売されたこの「ウソつきのススメ」の挿絵・表紙は、かの南伸坊さんだった。私などはわざわざ書店で注文して十冊も手にしたが、友人達に配ってしまい散逸してしまった。今は娘の本棚に一冊が残るのみである。(…長野の「うしさん」の本棚でもちゃんとみかけた。)すでに書店では手に入らなくなってしまったが。児童書を良心的に置いている図書館では読むことができる。とにかく必読の書である。 都会の子供達の日常を物語る彼の作風はこのデビュー作の時からできあがっていたように思う。当時「みごとなウソの復権」と評した批評家もあった。一読あれ! その彼は今一女をもうけ、そして今もなお東京で活躍中である。林多加志は都会で生まれ、都会で子供時代を過ごし、都会の子供達の世界を描く童話作家である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.01.28 21:26:26
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