表紙の汚れた帳面に記された約束の場所「ナンテの木の下で」

鹿児島県製薬という名の薬品製造メーカーがあります。

前の大戦のころ薬の製造が国益に反してはならないということで
都道府県単位で薬品会社を総合させ官営に近い形で管理しようとしたなごりだと聞いたことがあります。
現在でもいくつかの県に、県の名を持つ製薬会社が存在するとのことです。

古くからの秘伝・秘薬をはじめとして様々な薬の調剤方法を引き継いだとか。
この会社でも、多くの伝統的な漢方の薬を販売しているようです。
全国的にはさほど名の知れたものではありませんが。
地元では圧倒的な支持を得ている「べに」とう名の薬もこの会社の手になるものらしいのです。

　　かの阪神淡路大震災の時にはベニを片手に多くのボランテイアの　　　　　方々が活躍なさったとか。
　　また、主に年配の方がたくさんのベニを注文し手にいれて
　　　　被災地の方々に配布していたという話は有名です。

写真は「ワカサロン」と言う健胃生薬です。
私はただただこの薬の名前が気にいって買い求めてしまいました。

わたしの大切な旧友の名前がその一部に使われているためにです。

おもしろい響きだとは思いませんか。