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カテゴリ:出せない手紙・架空の手紙
四つ葉のクローバーを捜して公園や河原や道ばたに長い時間座り込んでいたことが一度と言わずあります。ずっと昔の話です。 どこで捜してくれたのか四つ葉のクローバーを栞にして お守りにと送ってくれた友人がいます。 今もなお友情の印は一番大切な本の間に挟まれています。 三つ葉の草が白い花をつけていました。 「クローバー」は「しろつめくさ」だとすれば たまたま目にしたこの花はクローバーの花なんかじゃない。 「しろつめくさ」は「しろつめくさ」で「しろつめくさ」の花はあの「しろつめくさ」なのだから 間違いなくこの花は「クローバー」ではない。‥‥‥ この花の名前は何?このみっつのはっぱの草はナニモノ? よく見れば葉っぱはぎざぎざ。よく見れば葉の付き方は不規則。 自分が名前を知らないというだけの理由で「名もない花」とは呼べないけれども。 この白い花が遠い記憶を蘇らせてくれた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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