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カテゴリ:同窓会「赤い鳥」
新美南吉の作品です。 代表作とされる「ごんぎつね」よりも 「手ぶくろを買いに」の方が好きです。 子狐は・・・ お母さまが出しちゃいけないと言って聞かせた方の手をすきまからさしこんでしまいました。 けれども帽子屋さんは子供用の毛糸の手袋を子狐の手に持たせてやりました。 この物語には意地悪な登場人物が出てきません。 悲しい場面が出てきません。 教訓的なお説教もありません。 ただホンワカとしたやさしい人々母子と狐の母子が出てくるのです。 テレビ始めてのおつかいのような ドキドキや孤独感や好奇心は書き込まれていますが。 悲しい場面はありません。 ごんぎつねは悲し過ぎます。 鹿児島は昨夜からの激しい雨と強い風で 日曜日の半分はお花見のできない状態でした。 それでも お昼過ぎからはお日さまが顔を出しました。 ブルーのシートが川縁の緑地に広がっていました。 驚くべきことに桜は花をつけたままです。 この激しい風雨におおかたの花は落ちてしまうのだろうと 考えていたのは私だけだったようです。 桜は。桜の木々は 私の甘い考えをいい方に裏切ってくれました。 自然とは強いものです。 散るべきときでないときは何があっても散らずにいました。 桜は決してはかない花ではありません。私の勝手な決めつけですが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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