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カテゴリ:ゴールデンイーグルス
前項でも書いたが、FAについては選手の権利であるからそれを使って自分の行きたい球団に行きたいというのであればそれで構わないと思っている。
それがたとえチームの中心選手であってもだ。 ただし最近の傾向として、FAを球団に対する不満をぶつけたり年棒の釣り上げ交渉の材料としか捉えていない選手が数多くいるというのは非常に残念なことである。 本来のFAの精神とは遠く離れてしまった行為だからだ。 そして現在のFAのシステムはそれを助長させているようなところがある。いっそのことFA宣言したなら全球団と同時に交渉できるようにしたほうがすっきりするはずなのだが。 さて、そこで我等がキャプテン礒部選手のFAのことであるが、いろいろな情報を総合して判断するところによると、イーグルスの退団は決定的のようだ。 90%くらいの高確率でである。(情報提供者のプライバシーに関わる問題なのでニュースソースは言えない。申し訳ないが。) それに対する礒部への恨みつらみはほとんどない。その話を聞いたときも「ああそうなんだ」と思ったくらいだ。 冷たいとかそういうことではない。FAとはそういうものだからだ。 特に礒部に関しては、もしあのまま近鉄という球団が存続していたとしてもまずFA宣言したらチームを出ていたのは決定的だからである。 むしろ「12番目のチームを作る」ということに対しての選手会副会長という立場と、残った近鉄の選手を纏めなければならなかったという立場が現在の彼を苦しくさせていると言ってもいいのかもしれないのだ。 今いろいろと記事を見て回ったのだが礒部に対しては「出て行かないでくれ」という意見の方が圧倒的に多い。まあそれが心情というものだろう。 退団の発表があったとき、ここが彼に対する罵詈雑言で埋め尽くされるのではないかと危惧をしている。 ファン心理とはそういうものだろうし。 しかし自分は、礒部が退団しても彼のことを白い目でみないで欲しいという気持ちが強い。極端なことを言うならば、礒部がいなければイーグルスというチーム(あるいは別の名前だったかもしれないが)そのものがなかったかも知れないのだ。そのことをひとつ考慮してはもらえないかという気持ちである。 でさて、ここから先はその礒部に対して冷たいような言い方になってしまうのだが、 それでは現場において「礒部公一外野手」という戦力は絶対的に必要かというと、そうでもないような気がする。あくまで天秤にかけての話だが年棒の割には成績は芳しくはない。 別に自分は球団の立場を代弁する立場にあるわけではないが、今の戦力でも充分に代わりは利いてしまうような気がする。残念なのはむしろ佐竹の引退のほうだ。これも書いたがことだが。 今さっき知ったのだがなんと日ハムの坪井が自由契約になったそうである。別に坪井に限らなくとも同程度の選手ならばある程度の補強は出来るであろうし、チーム内にもまだ中島俊哉や大広翔治といった未知ではあるが魅力的な選手もいる。単純な戦力としてでならさほどのダメージはないと思う。 むしろ心配なのはイーグルスファンの中に数多くいる「礒部ファン」が立ち直れるかのほうだ。想像に難くない。自分も似たような経験は何度かしている。ファンだった選手がトレードやらなんやらでチームからいなくなると とてつもない喪失感を味わうものだ。特に三塁側にいた女性の集団の礒部の個人ファンクラブ?の皆さんは大丈夫なのだろうか?。 そっちのほうを心配している。まあ慰めの言葉もないのだが。 あるとすれば「プロ野球ってそういうものなのだよ」という月並みな言葉しか浮かばないのだが。 「FAという制度について」 http://plaza.rakuten.co.jp/akgoodco/diary/200610190000/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年10月29日 17時52分32秒
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