Portlandの暮らし

二ヶ月日本に帰っていたSさんがPortlandに先月末
戻ってきました。Sさんは日本人のお友達で
やっぱりアメリカ人の旦那さんが居ます。
私が日本に一時帰国する前に会おうよ!と言う事で、
今日は彼女と仕事の前にNEにあるベーカリー、兼、
カフェでブランチ。｢日本はどうだった??｣と聞くと、
彼女は、楽しかったよー、でも、変なニュースが多くてね･･･。
と切り出しました。

長崎での11歳(12歳だったかな?)の少年による
4歳の男の子の殺人の話は私も知ってましたが、
最近九州で一家殺害事件があったとか?
私は日本のニュースをあまりチェックしないので
詳しくは知りませんが、中国人の留学生の犯罪だったという話。
彼女の話によると、犯人が分かる前から殺害の仕方が
あまりに残酷なので外国人の仕業ではないか、
と世間は疑っていたとか?
そして中国人の留学生が犯人だと分かった時に
｢やっぱりー｣って感じだったと聞きました。

それを聞いた時に私は、
｢またこれで外国人が誤解される｣と思ったんです。
日本って、私から見るとあまりにも閉ざされた社会。
島国だから仕方がないと言ってしまえばそうなのかもしれません。
混血も少なくて、純日本人がほとんどの社会。
でもね、だからって社会が外国人を受け入れないのは
おかしい。お分かりだとは思いますが、
決して殺人者の肩を持つ訳ではありませんよ!!

ただ、たった一人の外国人が犯した犯罪の為に、
全員の外国人、特にアジア系など白人以外の
外国人が疑いのまなざしでいつも見られてしまったり、
肩身の狭い思いをする事がこれからもっとあるんだろうな、
と思うんです。不思議な事に、日本では外国人でも
白人だとちやほやされますよね。
(沖縄基地の一部の方々を除いて･･･)
どうしてでしょう?

以前、PSUでSさんと早稲田大学と共同コースを受講しました。
その時に聞いた話が、東京のある(中野だったかな?)
警察署前に｢外国人には気を付けろ｣みたいな文句の
看板が立っていると言う話を聞きました。その時も、
｢信じられないね(怒)｣とSさんと話していたんです。
そんな事アメリカ社会ではまず有り得ません。そんな看板、
作ろうものなら裁判沙汰です。

日本にはまだ外国人に対する差別や性差別が
たくさんあるな、と時々痛感します。

女性雇用問題なんて、私に語らせたらすごいですよ。
ちょっとしたフェミニストですから(笑)。
そう言えば、日本語では｢フェミニスト｣って、
すごい男性反対主義者、とか思われがちですが、
こちらでは女性の地位を向上させたい女性の事を指し、
アメリカではすべての女性がフェミニストです。

とにかく、その話をしてはキリがありませんので、
それはここでは控えようと思います(笑)。