カテゴリ:キューバ雑学豆知識
また被害者だ・・・携帯の電話が鳴ると最近はドキドキする。
何もなく平穏に過ごしている旅行者の方からは電話なんぞかかってこない。 南米大陸そしてカリブ海を見渡して、堂々と誇れるキューバの治安の良さはお国自慢の一つ。 サンサンと輝く太陽に青い空、深い緑に人々の笑顔、流れるサルサ。 確かにそうだ。殺気立った雰囲気はゼロ。このノー天気な空気が気持ちを緩ませる。 でも、ちょっと待って。土地に不慣れな外国人をターゲットに、何かを企んでいる奴等は存在する。 観光立国では、全ての国が当てはまるだろうが、キューバも例外ではない。 有難いことに事件が暴力や恐喝騒ぎにはなっていないので、危機感が出ないのか。 何か催眠術にでもかかったかのように、素直に相手に従って、(”ちょっとこのカメラ貸して”と言われ、はい、どうぞ。と素直に渡すなど)金品を持っていかれるケースが驚くほど多い。 まずはキューバに来て街を散策していると、声をかけてくる人が多いのに驚くだろう。 確かにここの人たちは、フレンドリー。知らない相手とでも気さくに声を掛け合う。それは本当だ。 でも、ここで勘違いのないように。道で外国人相手に声をかけてくる人達は90%以上が良からぬ事を企んでいる、と見て間違いない。特にハバナやサンティアゴ。人間としての常識を踏まえている人は、声なんかかけてこない。 街案内をしてあげよう、と、結局ビールなんかを驕らされる羽目に・・ってのはまだカワイイ方。 両替詐欺しかり、物品泥棒しかり、最初は親切風に装って相手の構えを解かせキューバンマジックにかけていく。 相手も真剣勝負。警察につかまらぬよう、なおかつ狙ったものを手に入れるよう真剣にその隙を狙っているのに違いない。 カップルを装って(相手に警戒心を与えないよう)近つ゛いて来るケースもあり。 キューバ人の女性を餌に(被害者男性の場合)心を開かせ、実は別の男が(ヒモが)次の角で待ち伏せしていて、荷物を引ったくられてしまったケースもあり。数えればきりがない。 だからと言って頑なに全てを拒否してください、とは言いたくない。 だって海外旅行の楽しみの一つには地元の人と触れ合うこと、もあるでしょ。 が、是非ご注意願いたいのは、信頼と親切を一緒に考えるのは危険なこと、という事。 街で近寄ってくる人たちの本当の目的を承知した上で、お相手してあげてください。 キューバの人は自分の母親以外の人間を信頼していないのではないか・・と見受けることがしばしばある。 表面は誰もがアミーゴ(友達)やエルマーノ(ブラザー)のお国柄だが、実はもっともっと奥深いものがあるのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年11月01日 07時51分51秒
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