カテゴリ:キューバ雑学豆知識
1月28日はホセ・マルテイの生まれた日。
154年目の誕生日となる。 今年は日曜日にあたるキューバ各地では子供たちを中心に 様々なお祝いイベントが繰り広げられたようだ。 ところでホセマルテイって誰?・・ 日本の成田空港にあたるキューバの代表的な空の玄関 ハバナの空港にはこの人の名前が付けられている。 革命広場を見渡すように、デーンと座っている大理石像がこの人だ。 学校などの各所には、彼の胸像が必ずと言っていいほどある。 (頭だけがボ~っとあって、時々ギョットさせられる場所もあるけど。) 19世紀後半のキューバ人・思想家・外交官・詩人・ラテンアメリカの解放者 と肩書きに事欠かず、祖国の使徒または英雄と呼ばれ キューバ中どこを探してもこの人のことを知らないという人は皆無だろう。 キューバ国内に限らず、ラテンアメリカ地域では、知らない人はいない。 カストロがモンカダ兵営を襲撃し失敗に終わって投獄されたときの裁判で 首謀者は誰かという問いに<ホセ・マルテイである>と答弁した事実はあまりに有名か。 日本の多くの家庭でも子供達の”誕生日”という日を大事にし、 家庭によっては<お誕生会>なるものを繰り広げる。 そういえば、子供の頃は、あったあった<お誕生日会>。 それもいつの頃からか、あえて行わなくなり、気がつくとすっかり大人になった今は、 日々に忙殺され自分の誕生日すら忘れてしまう今日このごろ・・という貴殿も多いのでは。 ここキューバでは何よりも大切なのが誕生日である。 つつましやかながら、お祝い会を開き、集まっては大騒ぎ。 別に特別に振舞うものがなくたって、集まってお祝いしあうことに意義がある。 遠くの親戚からは電話がかかってきて、1年に一度、そしてこれこそが 誰でも平等に持てる、自分の生まれた日、誕生日を祝う。 亡くなった方へのお墓参りは、命日ではなくお誕生日だったりもする。 何歳になろうと関係ない。 小さな子供からお年寄りまで、指折り数えて年に一度の主役となりうる日を待っている。 没後100年以上もたった人の誕生日を祝うこの国で 8月のカストロの誕生祝賀会を延期するとは、実に実に深刻なことなのだ、 と改めて想った1日であった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年01月30日 02時21分09秒
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