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力やエネルギーは距離の2乗に反比例する。
これは音の質には当てはまらないのかな・・・。 というのは、オーケストラの中で弾く音って必ずしも上質で最高の席ではないから。 ヴァイオリンだけ聴く場合は下手側で前の方に座ります。 でもコンサートホールのわたしが好きな席って後ろの方・・ほとんど最後尾。 シューボックス型のホール(サントリーホール、ベルリンフィルハーモニー・ザール、札幌のKITARA、ザ・シンフォニー・ホールなどの後ろ側にも席があるホール)は一番後といっても普通のホールの中間ぐらいだから最もうしろ側でも大丈夫。 普通のホールでは後方より何席か前。 そこはなぜかA席かB席。 S席は前過ぎて音響的には余りよくないと思います。 そう!距離の2乗に反比例してエネルギーが減衰するから溶け合って素敵なのかも♪ 前の方のS席は折角のカフェオレを混ぜていないで飲む感じかも。 それがブラウン運動して混ざってきた後方のAかB席はまろかやか・・。 海外のオーケストラでも、木管楽器のピッチが合っていない事が割とある・・・怒る方がいらしたらごめんなさい、でもそう思うの。 前の方だと気になってしまうけど、うしろの音が溶け合う席だとそれなりに平気。 わたしは残響が適度にあるのが好きだから。 指揮者と向かい合う席(サントリーホールではPブロック)、そこは意外に良いかも。 音が来て帰って真っ直ぐくるから良い音。 だめなのは側面・・両端の席。弦か管かどっちか(コントラバスだけだったり)残って飛び跳ねてバランスがおかしくて、どんなに良いオーケストラでも首を傾げちゃう。好みではなくって音自体のバランスが悪いから。 ひとつだけ気をつけないといけないのは、たまにホールによって1階席の後ろの方に2階席部分が張り出しているところです。 その下はだめ・・・S席の1/10の値段でいいかも。 音は波なのに、その波がちょうど津波を減衰させる入り組んだ港のように綺麗に消しちゃうから。 そこで評論家の方がお聴きになっていて、評で「あのオーケストラは響きが悪い」ってお書きになるのは少し可哀相・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
おひさしぶりです。
席の位置、参考になりました。ということはオレはいい席で聴くことはあまりなかったというわけですね。今まで随分損をしたものです。 勉強になりました。ありがとうございました。 (2003年10月29日 13時39分29秒)
こんにちは。
久々のハイフェッツ先生登場です(笑)。 いろんなホールにいらっしゃって、かつ、演奏家の立場からのご意見なので、とても納得させられ、参考になりました。 私はどうしても前の方がいいと(値段が高いので)思っていたので、以前、フジコ・ヘミングさんのリサイタルの先行予約でS席を買ったのですが、客席中央より後ろの上手より。 フジコさん、小っちゃくて手はおろか、顔も誰だかわからない始末。 これでS席かい?(怒)って怒ってました。 でも、あきこさんの意見を参考にすれば、最前列より音の良い位置だったのかもしれませんね。 いらっしゃったことあるかしら? 仙台の泉区のイズミティ21大ホール。 それと、中新田町にあるバッハホールという、アコースティック向き(と感じた)のホールがあり、そこで村治佳織さんのギターを聞いたときは、前から数列目だったのですが、演奏家の呼吸やドレスの衣擦れの音まで聞こえたのは逆にうれしかったですね。 更に、つめが弦にぶつかる音が倍音となり倍音が倍音を呼び、、、ホールの高音部の反響も良かったので、CDですら聞く事の出来ない、始めて聞くクリアで刺激的なギター音になっていました。 最前列は、なによりお気に入りの演奏家と空間、空気を共有できるところがうれしいですね。 ダンスも本当は遠巻きにステージ全体を見るのが一番いいのですが、フラメンコを前の方で見るのも刺激的でした。 演奏、おなかに響く歌とステップ、情熱、空気、踊りが巻き起こす風、そういったものが降り注いで来るようで素晴らしかった。 でも、食事をしながらの鑑賞だったので、最前列の方達はターンの時のダンサーの「汗」が降り注いでいたので、少しお気の毒でした(笑)。 (2003年10月29日 17時36分57秒)
意外と穴場なのが、両サイドにある「バルコニー席」!
客席の中央で「うまくブレンドされた音」というのは聴けないけれど、ステージから放物線状にたちのぼる「音の軌跡」が目に見えるように感じられます。 あと、オケや指揮者や客席を真上から俯瞰できるのもナイス! 奏者たちの「意外な一面」を垣間見れたり、「あ、ココでお客さんは『まったり』するのネ」とか色々見られるのは、「ライヴの楽しみ」のひとつです(*^0^*)←ヤなお客かしらん? (2003年11月05日 06時32分06秒) |
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