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2006.07.10
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カテゴリ:読み物
yakeato「焼け跡の青春・佐々淳行―ぼくの昭和20年代史」
佐々淳行

文春文庫



日本出国前、セントレアの本屋にて購入。
なんかおもろそうな本ないかと探していたら、ナイスなタイミングで佐々淳行氏の新しい文庫本が出ておりました。

第二次大戦以後の現代史に興味を持ってから、この人の著書はほとんど読破した。
知らない人のために著者略歴を紹介
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
佐々 淳行
1930年東京生まれ。東京大学法学部卒業後、国家地方警察本部(現警察庁)に入庁。目黒警察署勤務をふりだしに、警視庁外事・警備・人事課長、警察庁調査・外事・警備課長を歴任、「東大安田講堂事件」「連合赤軍浅間山荘事件」等では警備幕僚長として危機管理に携わる。その後、三重県警察本部長、防衛庁官房長、防衛施設庁長官等を経て、86年より初代内閣安全保障室長をつとめ、昭和天皇大喪の礼警備を最後に退官。以後は文筆、講演、テレビ出演と幅広く活躍。「危機管理」という言葉のワード・メイカーでもある。93年『東大落城』で第54回文藝春秋読者賞受賞。2000年第48回菊池寛賞を受賞
(「BOOK著者紹介情報」より)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
どえらい経歴しております。
最初は同じ名字の誼で手にとってみたんですが、まぁこの人の本はおもしろいです。

後に戦後日本の歴史として語られる事件現場を数多く指揮してきた著者の本は、現代史の資料としての価値はもちろんのこと、普通の読み物としても読み応え抜群です。

現代史の史料として、最も有名な「あさま山荘」や「東大安田講堂事件」の他、ケネディ暗殺事件調査についても、当時警察庁警備局付だった著者が行っており、その時の様子も著書の中で語られている。
さらにこの人、ベトナム戦争を語る上で無くてはならない「テト攻勢」ん時に、たまたまの偶然、現場に居合わせていたそうな!
まぁ読めば読むほど、この人はそーゆう星の下に生まれてきたのだろうなと思う。

今回読んだ「焼け跡の青春」は、昭和20年代、終戦直後の激動する日本の様子と、その当時の著者の青春時代について書かれている。
個人的には、限られた中での、女性との交際の話がおもしろかった。時代背景や価値観の違いがよく分かります。キスしたら結婚せなアカンのやぞ!(当時)

それと、飢餓の話と読んでいると、改めて自分が今の時代に生まれてきた事を幸せに思う。特に東京なんて昔からたくさんの人が住んでいた訳で、食糧難は地方と比べてかなり深刻だったのだろう。
余談だがこの前、祖母から戦時中の話を聞かせてもらったが、食料に困ったという話は聞かなかった。挺身隊にいた頃の話が中心で、名古屋の工場で武器の部品をつくっていたという。祖母曰く「家におって何もせんより、そっちに行ったの方がおもしろかったわ」との事。なんとまぁ逞しいもんやなと思った。

まぁこんな話を読んだり聞いたりしとれば、食べ物のありがたみもよう分かるってもんや。
故に自分はあまり味にはこだわらないのだと思う。好き嫌いも多いが。

著者の生き様を知れば知るほど、俺はこの人のようにはよう生きられんなぁと思う。とくに今回の本では、著者が東大に入るまでの経緯が細かく書かれているが、自分との雲泥の差を感じずにはおれん。ネタバレは極力せんが、ようはこの人、大学を親の経済的援助ほとんど(全く?)無く、自力で卒業してしまっておられる。もう凄いとしか言葉出てきません。
強い正義感と志、それを実行に移す行動力。
この人のようには生きられんでも、せめて早い事大学卒業して働いて、家族に恩返しせねばと強く思う。






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Last updated  2006.07.11 08:27:41
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