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かなり以前に購入しておきながら、後回しにしていたのですが、ようやく見ることができました。 先送りにしていたのは、スペイン・ロケ、スペイン資本が入っているとは言え、パッとしない本場ウエスタンではないかと高をくくっていたこともあります。 しかし、途中から引き込まれていき、悲劇的な結末は「ワイルドバンチ」や「明日に向って撃て」を彷彿とさせられました。 アントニオ・ペレス・オレアによる主題曲もタンゴを思わせるような旋律に、“泣き”のトランペットがいい味を出しています。(以下の予告編でご確認下さい。) Joaquín Murrieta (Trailer España)http://www.youtube.com/watch?v=Mxww7d5dNjc 主人公のホアキン・ムリエッタは実在の人物だと初めて知りました。 メキシコ戦争直後の、ゴールドラッシュで沸くカリフォルニアで暴れていた盗賊団の首領で、“メキシコのロビン・フッド”と呼ばれ、ゾロのモチーフとなった人物だそうです。 アントニオ・バンデラス主演「マスク・オブ・ゾロ」では、実在しないホアキンの弟 アレハンドロ(=バンデラス)を登場させ、初代ゾロ ドン・ディエゴに師事し、二代目ゾロとして活躍するという奇抜な設定がされていたようです。
しかし、この「荒野の群盗」も一部史実と違うようで、確かに妻は暴行を受けたが殺されはせず、その後、早撃ちの腕を磨き、男装して盗賊に加わったという説が有力らしい。 また、この作品ではムリエッタたち盗賊が全滅させられるところで終わるが、その後ブランデー漬けされた首が見世物にされたという話もある。 ムリエッタを主人公にした作品では、リカルド・モンタルバン主演の「逆襲死の谷」 があるが、メキシコの村から盗まれた財宝を奪還するというヒーローとして描かれているようである。 ムリエッタの仲間の“スリー・フィンガー・ジャック” を演じているロベルト・カマルディエルや妻を殺した犯人の一人を演じるフランク・ブラナ等、マカロニの常連が見ることもでき、とても嬉しかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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