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R わたしのブログ 徒然日記 山歩き

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2012.07.10
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 登山において,さまざまな危険を回避する能力として多様な登山知識と登山技術が必要であるが,登山がスポーツ化(分かりやすく競い合うためのルール化・ゲーム化)し,大衆化する(誰でも気軽に楽しめる)するためには,できるだけ自然リスクを少なくしなければならない。例えば,リスクを避けるための安全施設の設置や登山道の整備、スタッフの配置などによって,危険性を低減させることが必要である。
 
 インドアのクライミング施設は,スポーツクライミングの裾野を拡げた。そこには,落石やピトンが抜ける,天候の悪化などの自然リスクはほとんど存在しない。スタッフも常駐し,安全管理に努めている。

 実際の登山においても,危険性の低減によって大衆化は拡大する。中高年ブームによって,登山はより大衆化したと言えるが,これは,ツアーによってスタッフが援助する体制が拡がったことや,登山ルートの整備,小屋の完備などによるところが大きい。

 しかしながら,中高年登山者の遭難事故は後を絶たない。自然環境の中で行なわれる登山は,簡単に危険を低減させることは難しい。この度,山と渓谷社が電子雑誌を配信する。現在のように情報が発達した時代においては,確実な登山情報を得ることによって,危険を回避できる確率は高まる。ニュースは以下のように報じている。(以下引用)

 山岳遭難が増加傾向にあるなか、山の最新情報を安全な登山に生かしてもらおうと、山と渓谷社は19日から、日本アルプスや八ケ岳などの山岳地の情報を載せる電子雑誌「週刊ヤマケイ」を無料で配信する。 途中省略。全国の山小屋のスタッフや登山ガイド約50人などに依頼して最新情報を収集。登山道の状況や危険箇所、高山植物の開花状況などを配信する。警察庁によると、2010年は2396人が山で遭難。1961年以降最多を記録した。同社は「現地の最新情報を的確に把握することで未然に防げたケースもある」と分析。久保田賢次編集長は「山を愛するすべての人に登録していただき、安全、確実に楽しく山登りしてほしい。

 ところで,登山案内書も数多く刊行されているが,危険度を解説の中心に据えたガイドブックは少ないように思う。いくつかの危険性の要因を取り入れた複合的なコース案内が考案されることが望まれる。例えば,道迷いが起こりやすい場所の明示,過去に起こった事故地点の明示,気象データの記載,健康チェックの明示,安全シートの記入などを掲載しては如何であろう。初心者向き,初級者向き,健脚向き,熟練向きなどの表示では,分かりにくい。個人の主観に頼らない客観的な判断表示ができる,コースのグレード表示も必要ではないだろうか。

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最終更新日  2012.07.10 22:24:45
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