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アラビア書道とその周辺

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2009.09.20
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カテゴリ:映画
二十世紀少年最終章

特にどうしても見たいという映画ではなかったものの、第一と第二を見てしまった以上、第三章を見ないと結論がわからないまま、すっきりしないので見に行きました。
東京を絶対権力で支配している「ともだち」がいったい誰なのかというのが、今回でやっとわかるようになっているからです。

小学校の時の同窓会で昔の仲良しが久しぶりに集まり、この絶対支配者「ともだち」に対抗すべく立ち上がるという筋立てになっています。
ただ、「ともだち」と呼ばれる男がどうも自分たちの仲間の一人だったのではないかということがわかり始めます。

いい大人になったおじさんたちが小学校の同窓会に出席すると、その中に一人ぐらい、「はて?あいつは誰だっけ?」というやつがいます。学期の途中で転校したり、長い間病気で休んでいたやつのように。
どうも「ともだち」はその中の一人だったようということになります。
小学校の思い出は必ずしも楽しいものばかりではなく、死んでしまった仲間がいたこと、大きな過ちを犯してしまったことも、そお同窓会で否応なく思い出されてしまいます。また、いろいろな記憶が曖昧になってきています。

二十世紀少年はまさにそれが非常に極端に現れたものと考えることもできます。
その「ともだち」はいじめた仲間を恨み、世間を恨み、そして、その強い反動として、世界征服と人類を破滅に追いやるという計画を、小学校のころ考えた、他あえもない「よげんのしょ」を元に実行しようとするのです。

ところで、「ともだち」の実の娘である女の子が「ともだち」に対し敢然と戦うのですが、この女優さん(平愛梨)の顔が誰かに似ているのです。誰かなと考えているうちに最後にわかりました。
「ともだち」の中学校時代の頃の顔とよく似ているのです。これは意図的に配役したのでしょうか?

更に、この映画にはなかなか有名な役者がチョイ役であちらこちらに出ています。ところがエンドロールで一人有名な男優が出てきていないのに気づきました。
長い映画なのでひょっとしたら途中で見落としたのかなと思いましたが、最後になってやっと重要な役ででてきました。「ともだち」の中学校時代の役として。

映画全体の総評としては、出演者が多く、またいろいろなことを詰め込んでいるのでちょっと分かりにくいです。
第1章と第2章を復習しないと一年も前の映画の上、こちらも記憶力が落ちているので忘れてしまっているのです。
原題のマンガも読んでおいてた方が良いかもしれません(ただ結論はマンゴとは違えているらしいですが)。

「ともだち」が誰だろうと一生懸命考えるより(多分、最後まで分かりません)、チラチラと見え隠れする、日本が高度成長期に入った60年代、70年代の雰囲気は確かにあんな感じだったなあとか、同窓会もなかなか罪なものだなあとかを考えながら、見る映画でした。





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最終更新日  2009.09.22 01:08:27
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