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4月からは新しい期になるところが多いですが、その中で最大のところがアラブ イスラーム学院です。
現在のところ、4月期の生徒さんは70名ほどが登録されています。そのうち新人が12名になっています。新人占有率が2割近くなります。ここは新人の数がかなり多いのですが、その理由は恐らくこの学院ではアラビア語を教えているためだと思います。 ちょうど午前中のアラビア語の授業が終わった後に、このアラビア書道の時間が始まるので一緒に勉強してみようかということになるのです。特に新人のかたは何でも勉強したいという意欲に溢れていますので、アラビア書道も勢いでということになるのかも知れません。 新人のかたがどんどん入ってこられることは、新陳代謝がよくなり、いままでお稽古されているかたにも刺激となり、なかなか良い面もあるのですが、残念なことに、新人のかたで2期続けるかたが余り多くないという現象も出ています。 実際書いてみて意外に難しかったということが判明するのかもしれません。それは相性の問題ですので仕方ありません。ただ、半年ぐらいではテキストのアルファベットから簡単な単語に入る程度で終わってしまい、文章まで行き着くことができないので、面白さが分からないのかなと少し思うことがあります。 全く初心者の大人向けピアノ講座などを見ていると最近は、バイエルなどの基礎をやらずに、いきなり本人が弾きたい曲を何度も何度も練習させるというお稽古法があります。ピアノなどを基礎からやっていては、ある程度の年配のかただと、基礎の基礎だけで人生を終わってしまう可能性があるので、このようなお稽古方法もあるのだなと思います。 アラビア書道も例えば好きな文言だけを好きな書体でいきなり書くという方法も可能は可能です。ただ、その場合、アラビア書道を形だけで捉えてしまい、その深いところまでは理解しないうちに書き潰すというような感じになってしまうのかな思います。 まあ、楽しければそれはそれで良いかなとも思いますが。ちょっと教える側としては、「仏作って魂入れず」的な感覚になります。 また、もしそのようなことを認めると、”一から”組と、”いきなり”組とで生徒さんを分ける必要があります。そうしなければ、あれをやりたい、これをやりたいということになり、ちょっと収拾がつかなくなります(以前はそのようなこともありましたし)。 アラビア書道の面白さを分かってもらうには、いずれにせよ何か検討の余地がありそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.04.04 01:45:22
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