アラビア書道とその周辺

現在、アラビア書道のお稽古にはどのお稽古場所でも共通のナスヒー書体とルクア書体のテキストを使っています。
ナスヒー書体テキストを修了するとルクア書体に移るのですが、ナスヒー書体を修了する方が次第に増え、ほぼ30名に達しました。

早い人では1年半ぐらいで修了しています。時間がかかっているかたは必ずしも、さぼり気味ということではなく、途中でIRCICAの書道コンテストがあったり、お稽古場所で作品展があったりして、かならずしもテキストばかりやっていたばかりではないので、進捗状況が大きく異なります。

ナスヒー書体は基本書体とは言うもののかなり難しいポイントも多いので、別に大急ぎで進める必要はないのですが、まあどうしても周りの人が修了してしまうと焦るためか、時間ギリギリまで書いて、これでOKでしょうか？と聞いてこられる方が増えています。

24日の朝日カルチャーセンター横浜でのお稽古で、本田先生がかなりベテランになった生徒さんを指導しているのを見ていると、ナスヒーにもかなり難しいということが良く分かります。
スルス書体に似た筆の動きをするところあり、筆を微妙に浮かせて書くところありと、細かいテクニックがいろいろと説明されています。いやいやなかなか一筋縄では行かない書体です。