雨が止んだら welcome to my homepage

始発の電車に飛び乗ったら、オフピーク時でもあったためか、ちらほら空いている席がありました。
「お、これはラッキー♪」と車内を歩きつつ、広く空いている席に座ろうとしたら、シートの足元に黒いリュックが置いてありました。

持ち主のいないリュックがポツリ。
折り返しの電車だったので、終点に着いて慌てて降りた人の忘れ物でしょうか。

さすがに足元にあってはそこは座れないので、その隣にいったん座ってみたものの、なんだか落ち着きません。
「まさか、ここに爆弾なんて入っていないよね」

急にドキドキして、同じ車両ではあるものの少し離れたところにも空席があったので、そちらへ移ってしまいました。
でも、ついつい、そのリュックを見てしまいます。
「この電車は急行だから、しばらく止まらない区間があるし、もしそこを狙って爆発物を置いていった人がいたとしたら・・・」
「そういうものを置いていく人は、いかにも爆発するような見た目では置いていかないよね」
しばらくしたら親子連れがやってきて、父親らしき人がリュックを持ち上げ、網棚へ乗せました。
そうすれば親子三人座れるからです。
「あ、リュックが頭の上に」

止まらない、私の妄想。

結局、爆発などしないままでした（当たり前ですよね）。
テレビドラマの見過ぎか⁉私。

忘れ物、気をつけましょうね。